この生命せいめいが底そこをつく その日ひまでは
悲かなしみと背中合せなかあわせに
降ふり掛かかるすべてを奇跡きせきと言いうなら
痛いたみすらも愛あいせるかな
悲かなしみもいつかは 忘わすれてしまうから
たった一瞬いっしゅんの思おもいを守まもるように
閉とじ込こめられた君きみを救すくい出だすのさ
この鼓動こどうが止とまる日ひまで 終おわりは来こないから
翔かける鳥とりが空そらを知しらぬように
海うみを知しらぬ魚さかなのように
有あり触ふれたものがそこにあったとしても
幸しあわせとは気付きづけなかった
誰だれもが孤独こどくな詩しを詠うたう詩人しじんだ
日々ひびを綴つづるように 立たち向むかうべき明日あしたへ
幸福こうふくの最中さいちゅうで 僕ぼくらは何なにを捜さがしている
思おもい出だせるかい
悲かなしみもいつかは 忘わすれてしまうかな
たった一遍いっぺんの話はなしを描えがくように
涙なみだで滲にじんだ君きみの物語ものがたりが
ただひとつの誇ほこりなんだ 代かわりなどないから
空そらが零こぼした涙なみだが やがて僕ぼくらを濡ぬらして
傘かさも無なく立たち尽つくした それでも残のこる希望きぼうが
無情むじょうにも時間じかんは 僕ぼくらを変かえていく
朽くち果はてた過去かこを弔とむらうばかりで
君きみのいた日々ひびを今いまが食たべ漁あさる
思おもい出でが思おもい出でに塗ぬり潰つぶされていく
すべてを失なくした朝あさの中なかで
何なにも言いわず 隣となりにいた
この目めには見みえないものばかりが
今いま 君きみを象かたどっている
悲かなしみもいつかは 忘わすれてしまうなら
たった一節いっせつに思おもいを託たくすように
閉とじ込こめられた君きみへ伝つたえに行いくよ
何一なにひとつも 忘わすれないさ
悲かなしみもいつかは
たった一瞬いっしゅんで
たった一節いっせつで
君きみを救すくうから
悲かなしみもいつかは 誰だれかを守まもる理由りゆうに
このkono生命seimeiがga底sokoをつくwotsuku そのsono日hiまではmadeha
悲kanaしみとshimito背中合senakaaわせにwaseni
降fuりri掛kaかるすべてをkarusubetewo奇跡kisekiとto言iうならunara
痛itaみすらもmisuramo愛aiせるかなserukana
悲kanaしみもいつかはshimimoitsukaha 忘wasuれてしまうからreteshimaukara
たったtatta一瞬issyunのno思omoいをiwo守mamoるようにruyouni
閉toじji込koめられたmerareta君kimiをwo救sukuいi出daすのさsunosa
このkono鼓動kodouがga止toまるmaru日hiまでmade 終oわりはwariha来koないからnaikara
翔kaけるkeru鳥toriがga空soraをwo知shiらぬようにranuyouni
海umiをwo知shiらぬranu魚sakanaのようにnoyouni
有aりri触fuれたものがそこにあったとしてもretamonogasokoniattatoshitemo
幸shiawaせとはsetoha気付kiduけなかったkenakatta
誰dareもがmoga孤独kodokuなna詩shiをwo詠utaうu詩人shijinだda
日々hibiをwo綴tsuduるようにruyouni 立taちchi向muかうべきkaubeki明日ashitaへhe
幸福koufukuのno最中saichuuでde 僕bokuらはraha何naniをwo捜sagaしているshiteiru
思omoいi出daせるかいserukai
悲kanaしみもいつかはshimimoitsukaha 忘wasuれてしまうかなreteshimaukana
たったtatta一遍ippenのno話hanashiをwo描egaくようにkuyouni
涙namidaでde滲nijiんだnda君kimiのno物語monogatariがga
ただひとつのtadahitotsuno誇hokoりなんだrinanda 代kaわりなどないからwarinadonaikara
空soraがga零koboしたshita涙namidaがga やがてyagate僕bokuらをrawo濡nuらしてrashite
傘kasaもmo無naくku立taちchi尽tsuくしたkushita それでもsoredemo残nokoるru希望kibouがga
無情mujouにもnimo時間jikanはha 僕bokuらをrawo変kaえていくeteiku
朽kuちchi果haてたteta過去kakoをwo弔tomuraうばかりでubakaride
君kimiのいたnoita日々hibiをwo今imaがga食taべbe漁asaるru
思omoいi出deがga思omoいi出deにni塗nuりri潰tsubuされていくsareteiku
すべてをsubetewo失naくしたkushita朝asaのno中nakaでde
何naniもmo言iわずwazu 隣tonariにいたniita
このkono目meにはniha見miえないものばかりがenaimonobakariga
今ima 君kimiをwo象katadoっているtteiru
悲kanaしみもいつかはshimimoitsukaha 忘wasuれてしまうならreteshimaunara
たったtatta一節issetsuにni思omoいをiwo託takuすようにsuyouni
閉toじji込koめられたmerareta君kimiへhe伝tsutaえにeni行iくよkuyo
何一nanihitoつもtsumo 忘wasuれないさrenaisa
悲kanaしみもいつかはshimimoitsukaha
たったtatta一瞬issyunでde
たったtatta一節issetsuでde
君kimiをwo救sukuうからukara
悲kanaしみもいつかはshimimoitsukaha 誰dareかをkawo守mamoるru理由riyuuにni