娘むすめごゝろに 慕したった人ひとは
水みずの 水みずの流ながれと おなじこと
思おもいだすまい 夜空よぞらが濡ぬれる
恋こいの潮来いたこは えゝ十三夜じゅうさんや
ふたり手てを添そえ 十じゅう二にの橋はしを
漕こいだ 漕こいだあの日ひは 夢ゆめじゃやら
赤あかいたすきで 結むすんだ袖そでが
泣なけば重おもたい えゝ サッパ舟ぶね
真菰まこもさわぐな 葭あし切きりゃ寝ねたよ
あとは、あとは私わたしの 舟ふねがゆく
見みてはいやいや 涙なみだの顔かおを
潮来いたこ出島でじまの えゝ お月つきさん
娘musumeごgoゝろにroni 慕shitaったtta人hitoはha
水mizuのno 水mizuのno流nagaれとreto おなじことonajikoto
思omoいだすまいidasumai 夜空yozoraがga濡nuれるreru
恋koiのno潮来itakoはha えeゝ十三夜juusanya
ふたりfutari手teをwo添soえe 十juu二niのno橋hashiをwo
漕koいだida 漕koいだあのidaano日hiはha 夢yumeじゃやらjayara
赤akaいたすきでitasukide 結musuんだnda袖sodeがga
泣naけばkeba重omoたいtai えeゝ サッパsappa舟bune
真菰makomoさわぐなsawaguna 葭ashi切kiりゃrya寝neたよtayo
あとはatoha、あとはatoha私watashiのno 舟funeがゆくgayuku
見miてはいやいやtehaiyaiya 涙namidaのno顔kaoをwo
潮来itako出島dejimaのno えeゝ おo月tsukiさんsan