独り奉死 歌詞 本橋依央利(福原かつみ) ふりがな付

快楽かいらくを呼よぶ声こえが 脳あたまを蝕むしばんだ
振ふり払はらう術すべはなく あんたのもとへ

心地ここちよい服従ふくじゅうに 悶もだえて 身みを委ゆだね
欲望よくぼうに舵かじを取とる あぁ狂くるおしい

家事かじ 給仕きゅうじ マッサージ
回峰行かいほうぎょう 人柱ひとばしら
誰だれかに 盗とられるのなら
いっそ殺ころして

骨ほねの髄ずい 髄ずいまで尽つくして
ほろり 花はなと散ちる
この命いのちも捧ささげて
それで終おわれたら...
尽づくし 尽つくし つく 澪標みおじるし
独ひとり奉ほう死し

お気きにの首輪くびわと足枷あしかせは
契ちぎりの印しるし どうかこのままいさせて
あんたの奴隷どれいでいられることが
生いきがいです

望のぞむなら (求もとめさせて)
電流でんりゅう 火ひくぐり 氷こおり締じめも
身体からだが (覚おぼえてるね)
熱あつく刻きざまれた 愛あいの罪つみ

何なんなりとご用命ようめいを!さぁ! (飯めし出だせ)
内臓ないぞうは要いりますか? (ありがとう)
異次元いじげんの負荷ふかを即そく頂戴ちょうだい
いますぐ

骨ほねの髄ずい 髄ずいまで尽つくして
ほろり 花はなと散ちる
手段しゅだんなんて選えらばない
僕ぼくはこうして活いきる

いつか…散ちってしまうのなら
最後さいごはあんたの傍そばがいい
咲さいて 咲さいて 咲さき乱みだれて
あんたの“記憶きおくの花はな”になります

もう一度いちど生うまれ変かわって
あんたに仕つかえます
愛いとおしき命令めいれいよ
もっともっとください

髄ずい 髄ずいまで尽つくして
ほろり 花はなと散ちる
この命いのちも捧ささげて
それで終おわれたら...
尽づくし 尽つくし つく 澪標みおじるし
独ひとり奉ほう死し