夜よるの隅すみで 風かぜに化ばけて
君きみの肩かたにかかる 髪かみを揺ゆさぶる
月つきが出でたら 傘かさを差さして
僕ぼくの姿すがた 誰だれも 見みえないように
妖あやしげな 唄うたを
唄うたいながら 歩あるく
独ひとりでは 怖こわい
ただ傍そばに 居いたいだけ
眠ねむらない 街まちに
祭囃子まつりばやし 響ひびく
狐きつねがトントン 跳はねる
どっちだっけ どっちだっけ
とおりゃんせ
ちょっとだけ ちょっとだけ
恨うらめしい
さっきまで さっきまで
忘わすれてた
過すぎ去さりし日ひの 感情かんじょうが
まだ僕ぼくに 取とり憑ついている
朝あさが来きたれば 人ひとは何処どこへ
夢ゆめは過すぎて 風かぜの前まえの灯火ともしびひ
何なにもかもが 嘘うそのようで
白しろい息いきが 霧きりに紛まぎれ消きえてく
おぼろげな 唄うたを
唄うたいながら 歩あるく
独ひとりでは 怖こわい
ただ傍そばに 居いたいだけ
枯かれ果はてた 街まちに
足音あしおとが 響ひびく
蛙かえるがぴょこぴょこ 跳はねる
どっちだっけ どっちだっけ
とおりゃんせ
ちょっとだけ ちょっとだけ
恨うらめしい
さっきまで さっきまで
忘わすれてた
君きみの名前なまえも存在そんざいも
まだ僕ぼくを 惑まどわせる
どっちだっけ どっちだっけ
とおりゃんせ
ちょっとだけ ちょっとだけ
恨うらめしい
さっきまで さっきまで
忘わすれてた
過すぎ去さりし日ひの 感情かんじょうが
まだ僕ぼくに 取とり憑ついている
また今宵こよいも 君きみの元もとへと
夜yoruのno隅sumiでde 風kazeにni化baけてkete
君kimiのno肩kataにかかるnikakaru 髪kamiをwo揺yuさぶるsaburu
月tsukiがga出deたらtara 傘kasaをwo差saしてshite
僕bokuのno姿sugata 誰dareもmo 見miえないようにenaiyouni
妖ayaしげなshigena 唄utaをwo
唄utaいながらinagara 歩aruくku
独hitoりではrideha 怖kowaいi
ただtada傍sobaにni 居iたいだけtaidake
眠nemuらないranai 街machiにni
祭囃子matsuribayashi 響hibiくku
狐kitsuneがgaトントンtonton 跳haねるneru
どっちだっけdotchidakke どっちだっけdotchidakke
とおりゃんせtooryanse
ちょっとだけchottodake ちょっとだけchottodake
恨uraめしいmeshii
さっきまでsakkimade さっきまでsakkimade
忘wasuれてたreteta
過suぎgi去saりしrishi日hiのno 感情kanjouがga
まだmada僕bokuにni 取toりri憑tsuいているiteiru
朝asaがga来kitaればreba 人hitoはha何処dokoへhe
夢yumeはha過suぎてgite 風kazeのno前maeのno灯火tomoshibihi
何naniもかもがmokamoga 嘘usoのようでnoyoude
白shiroいi息ikiがga 霧kiriにni紛magiれre消kiえてくeteku
おぼろげなoborogena 唄utaをwo
唄utaいながらinagara 歩aruくku
独hitoりではrideha 怖kowaいi
ただtada傍sobaにni 居iたいだけtaidake
枯kaれre果haてたteta 街machiにni
足音ashiotoがga 響hibiくku
蛙kaeruがぴょこぴょこgapyokopyoko 跳haねるneru
どっちだっけdotchidakke どっちだっけdotchidakke
とおりゃんせtooryanse
ちょっとだけchottodake ちょっとだけchottodake
恨uraめしいmeshii
さっきまでsakkimade さっきまでsakkimade
忘wasuれてたreteta
君kimiのno名前namaeもmo存在sonzaiもmo
まだmada僕bokuをwo 惑madoわせるwaseru
どっちだっけdotchidakke どっちだっけdotchidakke
とおりゃんせtooryanse
ちょっとだけchottodake ちょっとだけchottodake
恨uraめしいmeshii
さっきまでsakkimade さっきまでsakkimade
忘wasuれてたreteta
過suぎgi去saりしrishi日hiのno 感情kanjouがga
まだmada僕bokuにni 取toりri憑tsuいているiteiru
またmata今宵koyoiもmo 君kimiのno元motoへとheto