女おんなの明日あしたを
一枚いちまいの
切符きっぷに賭かける
はずでした
どうぞ叱しかって
ねぇあなた
ついて行いけない
弱虫よわむしを
なみだで送おくる
赤あかい灯ひは
乗のるはずだった
終列車しゅうれっしゃ
私わたしがもう少すこし
強つよければ
捨すてられました
世間せけんまで
どうぞ信しんじて
ねぇあなた
嘘うそじゃないのよ
いまだって
遊あそびの恋こいが
できるほど
器用きようじゃないの
初はじめから
ひっそり生いきてく
この町まちで
夢ゆめから覚さめる
その日ひから
どうぞ忘わすれて
ねぇあなた
こんな女おんなの
いたことは
想おもい出でひとつ
置おき去ざりに
瞼まぶたに消きえる
終列車しゅうれっしゃ
女onnaのno明日ashitaをwo
一枚ichimaiのno
切符kippuにni賭kaけるkeru
はずでしたhazudeshita
どうぞdouzo叱shikaってtte
ねぇあなたneeanata
ついてtsuite行iけないkenai
弱虫yowamushiをwo
なみだでnamidade送okuるru
赤akaいi灯hiはha
乗noるはずだったruhazudatta
終列車syuuressya
私watashiがもうgamou少sukoしshi
強tsuyoければkereba
捨suてられましたteraremashita
世間sekenまでmade
どうぞdouzo信shinじてjite
ねぇあなたneeanata
嘘usoじゃないのよjanainoyo
いまだってimadatte
遊asoびのbino恋koiがga
できるほどdekiruhodo
器用kiyouじゃないのjanaino
初hajiめからmekara
ひっそりhissori生iきてくkiteku
このkono町machiでde
夢yumeからkara覚saめるmeru
そのsono日hiからkara
どうぞdouzo忘wasuれてrete
ねぇあなたneeanata
こんなkonna女onnaのno
いたことはitakotoha
想omoいi出deひとつhitotsu
置oきki去zaりにrini
瞼mabutaにni消kiえるeru
終列車syuuressya