悲かなしいくらい晴はれ渡わたる空そらへ 少女しょうじょは
赤あかのカイトを揚あげる 風かぜが頬ほほをなでた
移うつり行ゆく時ときを 留とめる事ことなど出来できない
もう子供こどもじゃない 生うまれたままの白しろじゃない
石畳いしだたみの階段かいだんにたたずみ 君きみを思おもい出だす
遠とおくから聴きこえてくる 祈いのりの音色ねいろが
幾千いくせんの時ときを超こえ たどり着ついたこの景色けしきを
僕ぼくは憶おぼえている ずっと探さがしていたんだ
何なにひとつ持もたずに僕ぼくらは生うまれてきた
失うしなうものなどないさ
苦くるしみも孤独こどくも受うけ入いれられたら
ひとつの愛あいが始はじまる
移うつり行ゆく心こころ 留とめる事ことなど出来できない
何度なんどでも新あたらしい色いろへ生うまれ変かわる
幾千いくせんの時ときを超こえ たどり着ついたこの場所ばしょを
僕ぼくは憶おぼえている 手てにした花はなの匂においも
悲kanaしいくらいshiikurai晴haれre渡wataるru空soraへhe 少女syoujoはha
赤akaのnoカイトkaitoをwo揚aげるgeru 風kazeがga頬hohoをなでたwonadeta
移utsuりri行yuくku時tokiをwo 留toめるmeru事kotoなどnado出来dekiないnai
もうmou子供kodomoじゃないjanai 生uまれたままのmaretamamano白shiroじゃないjanai
石畳ishidatamiのno階段kaidanにたたずみnitatazumi 君kimiをwo思omoいi出daすsu
遠tooくからkukara聴kiこえてくるkoetekuru 祈inoりのrino音色neiroがga
幾千ikusenのno時tokiをwo超koえe たどりtadori着tsuいたこのitakono景色keshikiをwo
僕bokuはha憶oboえているeteiru ずっとzutto探sagaしていたんだshiteitanda
何naniひとつhitotsu持moたずにtazuni僕bokuらはraha生uまれてきたmaretekita
失ushinaうものなどないさumononadonaisa
苦kuruしみもshimimo孤独kodokuもmo受uけke入iれられたらreraretara
ひとつのhitotsuno愛aiがga始hajiまるmaru
移utsuりri行yuくku心kokoro 留toめるmeru事kotoなどnado出来dekiないnai
何度nandoでもdemo新ataraしいshii色iroへhe生uまれmare変kaわるwaru
幾千ikusenのno時tokiをwo超koえe たどりtadori着tsuいたこのitakono場所basyoをwo
僕bokuはha憶oboえているeteiru 手teにしたnishita花hanaのno匂nioいもimo