小ちいさな鳥とり、飛とび立たてぬ、愚おろかな理ことわり
揺ゆれる木々きぎが、ざわめく時とき
羽根はねは、息吹いぶくのだろう
全すべてが、思おもいのままに
行いかぬ今生こんじょう、それ故ゆえに
籠かごの中なかの小鳥ことり、今いまこそ
其その両翼りょうよくで飛とびたちたまえ
それが真しんの在あるべき姿すがた
誰だれも邪魔じゃまは出来できない
人間ひとは常つねに探さがしてる、甘美かんびな微熱びねつを
輝かがやかしい愛まなの果はてに
人間ひとは壊こわれていく
途絶とだえぬ、幻朧げんろうの芽めを
共ともに課かされた定さだめを、生いきたい
籠かごの中なかの小鳥ことり、羽はばたけ
風かぜに攫さらわれ赴おもむくまま
同おなじ空そらの下もとに生うまれた
痛いたみ、分わかち合あう為ため
紅蓮ぐれんの夕日ゆうひに
染そまった瞳ひとみ
突つき刺さす想おもいは
剣つるぎと化かして
この世よに蔓延はびこる
絶たえぬ、悲哀ひあいから
自分じぶん、以外いがいに
護まもりきれる者ものは、いない
誰たが為ため、羽根はねを広ひろげるのか
別離わかれの風かぜ、吹ふき荒あれる時とき
記憶きおくの桜花おうかとなり散ちって
美うつくしく去さり、消きえる
籠かごの中なかの小鳥ことりよ、何時いつの日ひか
此この両翼りょうよくで抱だき止とめよう
同おなじ空そらの下もとに生うまれた
深ふかく、愛いとおし絆きずなを
小chiiさなsana鳥tori、飛toびbi立taてぬtenu、愚oroかなkana理kotowari
揺yuれるreru木々kigiがga、ざわめくzawameku時toki
羽根haneはha、息吹ibuくのだろうkunodarou
全subeてがtega、思omoいのままにinomamani
行iかぬkanu今生konjou、それsore故yueにni
籠kagoのno中nakaのno小鳥kotori、今imaこそkoso
其soのno両翼ryouyokuでde飛toびたちたまえbitachitamae
それがsorega真shinのno在aるべきrubeki姿sugata
誰dareもmo邪魔jamaはha出来dekiないnai
人間hitoはha常tsuneにni探sagaしてるshiteru、甘美kanbiなna微熱binetsuをwo
輝kagayaかしいkashii愛manaのno果haてにteni
人間hitoはha壊kowaれていくreteiku
途絶todaえぬenu、幻朧genrouのno芽meをwo
共tomoにni課kaされたsareta定sadaめをmewo、生iきたいkitai
籠kagoのno中nakaのno小鳥kotori、羽haばたけbatake
風kazeにni攫saraわれware赴omomuくままkumama
同onaじji空soraのno下motoにni生uまれたmareta
痛itaみmi、分waかちkachi合aうu為tame
紅蓮gurenのno夕日yuuhiにni
染soまったmatta瞳hitomi
突tsuきki刺saすsu想omoいはiha
剣tsurugiとto化kaしてshite
このkono世yoにni蔓延habikoるru
絶taえぬenu、悲哀hiaiからkara
自分jibun、以外igaiにni
護mamoりきれるrikireru者monoはha、いないinai
誰taがga為tame、羽根haneをwo広hiroげるのかgerunoka
別離wakareのno風kaze、吹fuきki荒aれるreru時toki
記憶kiokuのno桜花oukaとなりtonari散chiってtte
美utsukuしくshiku去saりri、消kiえるeru
籠kagoのno中nakaのno小鳥kotoriよyo、何時itsuのno日hiかka
此koのno両翼ryouyokuでde抱daきki止toめようmeyou
同onaじji空soraのno下motoにni生uまれたmareta
深fukaくku、愛itoおしoshi絆kizunaをwo