ベクトル 歌詞 空想委員会 ふりがな付

気付きづかなけりゃ良よかった ホントの気持きもちに 甘あまくてほろ苦にがい滅金めっきがはがれた
「私わたしのどこが好すき?」 透明とうめいな興味きょうみが 心こころの奥おく底そこのヘドロを掬すくった

「全部ぜんぶが素敵すてき」だと誤魔化ごまかした僕ぼくを見みて 嘲あざけり笑わらってるもう一人ひとりの僕ぼく

蕾つぼみが開ひらく春はるのような笑顔えがお 幸しあわせを感かんじたのに
隣となりで一緒いっしょに笑わらえなくて 凍こごえそうだ
水晶玉すいしょうだまで未来みらい映うつすような瞳ひとみから視線しせん外はずす
汚きたない心こころ覗のぞかないで 嫌きらわれたくないよ

質問しつもんして欲ほしい 1日にちのことを 興味きょうみを持もってくれ 僕ぼくはここにいる
自分じぶんの存在そんざいを確たしかめたいから あなたが必要ひつようだ 最低さいていな本音ほんね

あなたと手てを繋つないで歩あるく事ことを断ことわる理由りゆう探さがした
指先ゆびさきを伝つたい 後うしろめたさ見抜みぬかれそう
二人ふたりで枕まくら一ひとつ 夢ゆめの中なかで偽いつわりがバレてしまう
そばにいたい でもいたくない
日ひに日ひに遠とおざかる

無垢むくな優やさしさ貰もらうと自分じぶんを嫌きらいになる 好すかれるような価値かちもないが認みとめたくない
あなたがいなくなって一人ひとりに戻もどれば 暗くらくて寂さびしい闇やみに溶とけ 消きえてしまうよ

あなたの幸しあわせを守まもり続つづけて 不幸ふこうでも自分じぶんは生いきる
それでいい 愛想あいそ尽つかさないで 消けさないでよ
あなたの幸しあわせまた利用りようしても 惨みじめな自分じぶん隠かくしても
このまま一緒いっしょにいさせてよ 一人ひとりじゃ生いきられない