Nothing 歌詞 LM.C ふりがな付

空白くうはくだけの夜よると
青空あおぞらを描えがいた天井てんじょうが
交まじわることなく部屋へやに転ころがっている
明日あしたになれば
胸むねを抉えぐるような感傷かんしょうも
一ひとつの日常にちじょうに変かわり果はてる 故ゆえに

もう少すこし ここに居いさせて
あなたの話はなしを聞きかせて
僕ぼくらは 大切たいせつなことさえ忘わすれてしまうから
もう少すこし 近ちかくにおいで
色いろんな言葉ことばを交かわそう
僕ぼくらは いつか離はなればなれになってしまうから
もっと側そばに

取とるに足たらない日々ひびの
真まん中なかに居座いすわる焦燥しょうそうは
必要悪ひつようあくなのか ただの燃もえないゴミか
明日あしたになれば
胸むねを満みたすような感動かんどうも
一ひとつの思おもい出でに変かわり果はてる だけど

その声こえで名前なまえを呼よんで
あなたの声こえで抱だき締しめて
僕ぼくらは 大切たいせつなことさえ忘わすれてしまうけど
小指こゆびと小指こゆびを繋つないで
次つぎの約束やくそくと名付なづけて
僕ぼくらは いつか離はなればなれになってしまうけど

それは とても綺麗きれいに流ながれてゆくんだ
時間じかんも涙なみだも この瞬間しゅんかんも
そして そこには残のこらない 何なにも

今日きょうが昨日きのうになれば
胸むねを抉えぐるような感傷かんしょうは
一ひとつの思おもい出でに変かわり果はてるだけさ

もう少すこし ここに居いさせて
あなたの話はなしを聞きかせて
失なくした大切たいせつな何なにかを取とり戻もどせるまで
もう少すこし 近ちかくにおいで
色いろんな言葉ことばを交かわそう
また いつか出逢であえたとき合言葉あいことばになるように

光ひかりよりも素早すばやい暗闇くらやみが今日きょうも
僕ぼくらを追おい越こしてゆく
何なんの断ことわりもなく 全すべてを飲のみ込こんでしまう
それは とても綺麗きれいに流ながれてゆくんだ
時間じかんも涙なみだも この瞬間しゅんかんも
そして そこには残のこらない 何なにも