想い出ぼろぼろ 歌詞 西山ひとみ ふりがな付

ドアを細目ほそめに開あけながら
夜更よふけにアイツが 帰かえってくる
蛇口じゃぐちに顔かおを 近ちかづけて
水みず飲のむ音おとが 聞きこえてくる
言いい訳わけ繕つくろう その前まえに
やさしさ装よそおう その前まえに
聞きいておきたい事ことがある…だけど
幸福しあわせぼろぼろ こぼれるから
寝ねがえり打うって夢ゆめん中なか

時計とけいをはずす影かげ一ひとつ
薄明うすあかりの中なか 映うつっている
着替きがえの間あいだ 漂ただようは
私わたしの知しらない 移うつり香がだよ
言いい訳わけ繕つくろう その前まえに
やさしさ装よそおう その前まえに
聞きいておきたい事ことがある…だけど
涙なみだがぼろぼろ 溢あふれるから
布団ふとんかぶって夜よるん中なか

酔よいにまかせた体からだごと
足音あしおとしのばせ 眠ねむる人ひと
背中合せなかあわせの ぬくもりと
静しずかな寝息ねいきが 聞きこえてくる
言いい訳わけ繕つくろう その前まえに
やさしさ装よそおう その前まえに
聞きいておきたい事ことがある…だけど
想おもい出でぼろぼろ くずれるから
瞳ひとみこらして闇やみん中なか