手紙てがみを失なくしたのは
二十四にじゅうしの暖あたたかすぎる春はるだったと思おもう
手紙てがみに縋すがっていたのは
十六じゅうろくの目めも開あけられないような暗くらい夜よる
何なにを失なくして、何なにを拾ひろって
何なにに救すくわれ、ここまで来きたか
全部ぜんぶ、全部ぜんぶ、全部ぜんぶ、全部ぜんぶ、全部ぜんぶ
どうして忘わすれてしまうんだろう
大人おとなになるにつれて
大事だいじなことがなんなのかも
わかんなくなっちゃったんだな
花はなを踏ふんで ちぎって
それも別べつにいいやって
何なんのために、強つよくなったんだ
心こころを失なくす日ひも近ちかいんだ
きっと暖あたたかすぎる春はるを嫌きらうようになる
心こころが何処どこにあるか聞きかれても
頭あたまを指差ゆびさすようになるんだろう
何なにに傷きずついて、何なにを傷きずつけて
何なにを守まもろうとし、そうなったのか
全部ぜんぶ、全部ぜんぶ、全部ぜんぶ、全部ぜんぶ、全部ぜんぶ
どうして忘わすれてしまうんだ、馬鹿ばか
大人おとなになりたいのは
大事だいじなものを
自分じぶんで選えらび取とりたいと思おもったからだった
花はなを踏ふんで ちぎっても
いつからだろう
どこも痛いたくないんだ
あの頃ころが嘘うそみたいに
いつまでも、いつの日ひも
いつまでも、いつの日ひも
いつまでも、いつの日ひも
花はなも踏ふめない人ひとでありたかった
大人おとなになるにつれて
大事だいじなことがなんなのかも
わかんなくなっちゃったんだな
花はなを踏ふんだ足あしで ちぎったその手てで
やっと触ふれた記憶きおくの
いつか消きえる思おもい出での
薄うすれてゆく時間じかんの
温あたたかいこと
手紙tegamiをwo失naくしたのはkushitanoha
二十四nijuushiのno暖atataかすぎるkasugiru春haruだったとdattato思omoうu
手紙tegamiにni縋sugaっていたのはtteitanoha
十六juurokuのno目meもmo開aけられないようなkerarenaiyouna暗kuraいi夜yoru
何naniをwo失naくしてkushite、何naniをwo拾hiroってtte
何naniにni救sukuわれware、ここまでkokomade来kiたかtaka
全部zenbu、全部zenbu、全部zenbu、全部zenbu、全部zenbu
どうしてdoushite忘wasuれてしまうんだろうreteshimaundarou
大人otonaになるにつれてninarunitsurete
大事daijiなことがなんなのかもnakotoganannanokamo
わかんなくなっちゃったんだなwakannakunatchattandana
花hanaをwo踏fuんでnde ちぎってchigitte
それもsoremo別betsuにいいやってniiiyatte
何nanのためにnotameni、強tsuyoくなったんだkunattanda
心kokoroをwo失naくすkusu日hiもmo近chikaいんだinda
きっとkitto暖atataかすぎるkasugiru春haruをwo嫌kiraうようになるuyouninaru
心kokoroがga何処dokoにあるかniaruka聞kiかれてもkaretemo
頭atamaをwo指差yubisaすようになるんだろうsuyouninarundarou
何naniにni傷kizuついてtsuite、何naniをwo傷kizuつけてtsukete
何naniをwo守mamoろうとしroutoshi、そうなったのかsounattanoka
全部zenbu、全部zenbu、全部zenbu、全部zenbu、全部zenbu
どうしてdoushite忘wasuれてしまうんだreteshimaunda、馬鹿baka
大人otonaになりたいのはninaritainoha
大事daijiなものをnamonowo
自分jibunでde選eraびbi取toりたいとritaito思omoったからだったttakaradatta
花hanaをwo踏fuんでnde ちぎってもchigittemo
いつからだろうitsukaradarou
どこもdokomo痛itaくないんだkunainda
あのano頃koroがga嘘usoみたいにmitaini
いつまでもitsumademo、いつのitsuno日hiもmo
いつまでもitsumademo、いつのitsuno日hiもmo
いつまでもitsumademo、いつのitsuno日hiもmo
花hanaもmo踏fuめないmenai人hitoでありたかったdearitakatta
大人otonaになるにつれてninarunitsurete
大事daijiなことがなんなのかもnakotoganannanokamo
わかんなくなっちゃったんだなwakannakunatchattandana
花hanaをwo踏fuんだnda足ashiでde ちぎったそのchigittasono手teでde
やっとyatto触fuれたreta記憶kiokuのno
いつかitsuka消kiえるeru思omoいi出deのno
薄usuれてゆくreteyuku時間jikanのno
温atataかいことkaikoto