真夜中特急ノスタル号 歌詞 nicoten ふりがな付

最終列車乗さいしゅうれっしゃのっかって あてどもなく旅たびに出でます
隣となりの席せきには 誰だれもいない 誰だれもいない

最終列車乗さいしゅうれっしゃのっかって あてどもなく旅たびに出でます
肯定保証こうていほしょうは かけらもない かけらもない
重おもたい窓押まどおし上あげて センチメンタル、風かぜに乗のせて
一ひとつずつ この街まちに置おいていく

何なんでだい？いつから 「楽たのしい」って感情かんじょうに向むかって
理由りゆうを求もとめる様さまになってしまったの？

僕ぼくらは 僕ぼくらは もう戻もどれないのかな
あの頃ころがよかった ずっとずっと良よかった なんて綺麗きれいごと
そんな簡単かんたんそうに言いうなよ
僕ぼくらは 僕ぼくらは まっすぐ歩あるけてるのかな
わからないけど 不安ふあんだけど せっかく生いきてんだ
それを見みつけたくて 次つぎの街まちへ

夜更よふけの風かぜをコンパスに あてどもない旅たびは続つづく
心こころの隙間すきまは 埋うまりゃしない 埋うまりゃしない
年としを取とるだけ膨ふくらんだ リュックサックが閉しまらないや
余計よけいな物もので溢あふれているけど

何なんでだい？いつから 「寂さみしい」って感情かんじょうの重おもりが
心天秤こころてんびんを傾かたむけてしまったの？

僕ぼくらは 僕ぼくらは 笑わらっていられたはずだよな
好すきな歌歌うたうたって 好すきな映画見えいがみて 好すきな人想ひとおもって
そんな純粋じゅんすいを絵えに描えがいてた
僕ぼくらの 僕ぼくらの 「本当ほんとう」はどこにあるかな
見当みあたらないけど 心細こころぼそいけど それでも生いきてんだ
見みつからないなんて あってたまるかよ

淡々たんたんと 列車れっしゃは行いき 車輪しゃりんの音おとこだまして
僕ぼくが焦あせってた事ことに 何なんだか 気きづいたよ
困難こんなんめいて本当ほんとうは 単純たんじゅんめいてそうなんだ
心天秤こころてんびんは自分じぶんの感情かんじょうでいくらだって動うごかせるよ そうだろう そうだろう

僕ぼくらは 僕ぼくらは もう戻もどれないんだけど
あの頃ころがよかった ずっとずっと良よかった なんて事ことないよ
根拠こんきょがないなら作つくるから
僕ぼくらは 僕ぼくらは 今いまを歩あるいて行いくからさ
「寂さみしい」が ちょっと 軽かるくなれ ちょっと そんな風ふうに歌うたって
できるなら笑わらって 窓まどから捨すてちゃえばいいよ
「楽たのしい」をちゃんと 無邪気むじゃきに吸すい込こんで
胸むねを張はった僕ぼくと列車れっしゃが走はしってく