さよならくちびる 歌詞 秦基博 ふりがな付

体温たいおんの上昇じょうしょうが 伝つたわっている気きがして
目め蓋ふたを開あけるのを躊躇ちゅうちょした

二に秒びょう後ごの私わたしたち これが最後さいごだとわかって
無理むりして ふたりとも ほほえんだ

この棘おどろは抜ぬけないままでいい
ずっと 忘わすれないでいるから

さよならくちびる
私わたしは 今いま 誰だれに 別わかれを告つげるの 君きみを見みつめながら
さよならくちびる
私わたしは 今いま はじめて ここにある痛いたみが 愛あいだと知しったよ

灰色はいいろの後悔こうかいが 世界せかいを塗ぬり潰つぶしても
君きみだけ 鮮あざやかに 映うつるんだ

この歌うたはどこへも届とどかない
きっと 空そらに消きえていくだけ

さよならくちびる
それでも まだ 君きみに 心こころが叫さけぶの 離はなれたくないよと
さよならくちびる
あふれそうな言葉ことばを 慌あわてて たばこに火ひをつけ 塞ふさいだ

自分じぶんの弱よわさを 重かさねて ごまかして
これ以上いじょうはもうダメだよね

つめたいくちびる
君きみは 今いま なんて 優やさしく 悲かなしい 眼差まなざしをしてるの
ほどけるくちびる
私わたしは でも 確たしかに 救すくわれてたんだ

さよならくちびる
私わたしは 今いま 誰だれに 別わかれを告つげるの 君きみを見みつめながら
さよならくちびる
私わたしは 今いま 私わたしに 別わかれを告つげるよ ありがとう さよなら