白い鎖 歌詞 柴田淳 ふりがな付

気怠けだるい顔かおは目めを合あわせない
知しらない君きみが目めの前まえに居いる
外そとは吹雪ふぶいている 部屋へやはどこ吹ふく風かぜ
きっと私わたしもここに居いない

生温なまぬるい空気くうきを吐はき出だすように
ドアを開あけて君きみが見送みおくる
多分たぶんもう会あえない このドアは開ひらかない
冷さめた笑顔えがおに「またね。」と言いった

吹ふき荒あれる空そら 何なにも見みえない心こころ
空むなしささえも 凍こごえて 涙なみだも出でない
乱みだれゆくのは 君きみが撫なでていた髪かみ
私わたしが昨日きのう愛あいした君きみに もう一度いちど会あいたい

後悔こうかいなんてしてはいけない
君きみのことは私わたしも同おなじ
何なにも求もとめていない 何なにも変かわりはしない
ずっとこのまま わかってるわ

錆さび付ついて剥はがれそうな記憶きおくは
誰だれも知しらない ふたりの秘密ひみつ
時ときは過すぎて行いった 君きみも捨すてて行いった
きっと私わたしが消けしたら終おわり

見みつけてくれた その瞳ひとみを信しんじて
君きみにあげたの 温ぬくもり その手てに少すこし
ねぇどうして?と 一度いちどだけ聞きいていい?
私わたしが昨日きのう愛あいした君きみに もう一度いちど会あわせて

ひとり帰かえるの その君きみの孤独こどくから
鎖くさりのように繋つながる足跡あしあと 残のこし
また出逢であえたら 一ひとつだけ聞きいていい?
嘘うそでも思おもい出だして 君きみに愛あいされた私わたしを