Tiger in my Love 歌詞 鬼束ちひろ ふりがな付

貴方あなたがその醜みにくさに怯おびえるために全すべてが鏡かがみであればと願ねがった
小ちいさな小ちいさな足跡あしあとたちはいつも傷口きずぐちばかりを掻かきむしった

私わたしは遠とおくへ?
出来できるだけ遠とおくへ?

一人ひとりだって気付きづいた瞬間しゅんかん在あり余あまる悲かなしみは柔やわらいだ
泥どろを塗ぬっては冠かんむりを与あたえたりいつも寝ね場所ばしょなんて無なかった

結局けっきょくこのしなやかな心こころにかなうものなんて無ない

私わたしを土足どそくで荒あらしても 余白よはくなど無なくても
全すべてはこの肌はだに触ふれる事ことさえ出来できない
貴方あなたには決けっして見みえたりしないでしょう?

Tiger in my Love

光ひかりがこの眼めを殺ころして私わたしを助たすけてくれると言いっても
放はなし飼がいのままの理想りそうたちがその逃にげを許ゆるしはしない

私わたしは遠とおくへ?
出来できるだけ遠とおくへ?

「言葉ことばなど要いらない」と言いって誰だれかが森もりに導みちびいてくれれば
鋼はがねの様ような皮膚ひふが裂さけて妖精ようせいが出でて来くるとでも思おもってるの?

結局けっきょくこのしなやかな心こころにかなうものなんて無ない

私わたしを土足どそくで荒あらしても 余白よはくなど無なくても
この牙きばは熱あつさを忘わすれる事ことさえ出来できない
貴方あなたには決けっして見みえたりしないでしょう?

Tiger in my Love

この腕うでが千切ちぎれたとしても 自分じぶんの手てを離はなしたくなかった
振ふり返かえれば今いまは あの花はなの色いろも見みえる

満みちない私わたしを認みとめて
「早はやく次つぎのを」

私わたしを土足どそくで荒あらしても 余白よはくなど無なくても
全すべてはこの肌はだに触ふれる事ことさえ出来できない
貴方あなたには決けっして見みえたりしないでしょう?

Tiger in my Love

私わたしを土足どそくで荒あらしても 余白よはくなど無なくても
この牙きばは熱あつさを忘わすれる事ことさえ出来できない
貴方あなたには決けっして見みえたりしないでしょう?

Tiger in my Love