我われ行いく道みちは果はてしなく 荒野あれのの中なかを辿たどるだけ
稲妻いなずま走はしり風かぜが巻まく 今宵こよいの宿やども定さだまらず
心細こころぼそさに耐たえられぬまま 生いきた足跡あしあとふりかえる
いつの日ひもそばに居いて 支ささえてくれる君きみが居いた
孤独こどくではない我われ人生じんせい
彼かれも人ひとなり我われも人ひとなり
ふたりで歩あるく宵よいの道みち
きのうと同おなじ道みちなれど 行ゆく手てさえぎる大河たいがあり
幾千年いくせんねんを息いきづいて 今いまも流ながれる世よのならい
これを越こえねばあしたに着つかぬ 互たがいの希望きぼう胸むねに抱だき
この流ながれ手てを取とって 渡わたって行いける君きみとなら
灯あかりが見みえる向むこう岸ぎし
彼かれも人ひとなり我われも人ひとなり
互たがいを支ささえ 生いきて行いく
黒雲くろくも厚あつき彼方かなたには 紅あかき西日にしびの影かげわずか
せめてあしたに光ひかりがあれば 夜よるの闇やみさえ怖おそれない
人ひとと言いう字じをしみじみ見みれば 意味いみの深ふかさに燃もえる胸むね
君きみだけが我われの友とも 生命いのちをかけて支ささえよう
同おなじこの世よの華はなを見みて
彼かれも人ひとなり我われも人ひとなり
肩かたを抱だいて 朝あさを待まつ
我ware行iくku道michiはha果haてしなくteshinaku 荒野arenoのno中nakaをwo辿tadoるだけrudake
稲妻inazuma走hashiりri風kazeがga巻maくku 今宵koyoiのno宿yadoもmo定sadaまらずmarazu
心細kokorobosoさにsani耐taえられぬままerarenumama 生iきたkita足跡ashiatoふりかえるfurikaeru
いつのitsuno日hiもそばにmosobani居iてte 支sasaえてくれるetekureru君kimiがga居iたta
孤独kodokuではないdehanai我ware人生jinsei
彼kareもmo人hitoなりnari我wareもmo人hitoなりnari
ふたりでfutaride歩aruくku宵yoiのno道michi
きのうとkinouto同onaじji道michiなれどnaredo 行yuくku手teさえぎるsaegiru大河taigaありari
幾千年ikusennenをwo息ikiづいてduite 今imaもmo流nagaれるreru世yoのならいnonarai
これをkorewo越koえねばあしたにenebaashitani着tsuかぬkanu 互tagaいのino希望kibou胸muneにni抱daきki
このkono流nagaれre手teをwo取toってtte 渡wataってtte行iけるkeru君kimiとならtonara
灯akaりがriga見miえるeru向mukoうu岸gishi
彼kareもmo人hitoなりnari我wareもmo人hitoなりnari
互tagaいをiwo支sasaえe 生iきてkite行iくku
黒雲kurokumo厚atsuきki彼方kanataにはniha 紅akaきki西日nishibiのno影kageわずかwazuka
せめてあしたにsemeteashitani光hikariがあればgaareba 夜yoruのno闇yamiさえsae怖osoれないrenai
人hitoとto言iうu字jiをしみじみwoshimijimi見miればreba 意味imiのno深fukaさにsani燃moえるeru胸mune
君kimiだけがdakega我wareのno友tomo 生命inochiをかけてwokakete支sasaえようeyou
同onaじこのjikono世yoのno華hanaをwo見miてte
彼kareもmo人hitoなりnari我wareもmo人hitoなりnari
肩kataをwo抱daいてite 朝asaをwo待maつtsu