ふたつの羽 歌詞 足立佳奈 ふりがな付

窓際まどぎわに寄よりかかる 柔やわらかな日差ひざしから
いつもと違ちがう 春はるの音おと感かんじてる

気きがつけばこの空そらに 羽はばたいていけるように
ふたつの羽はねが 僕ぼくの背中せなかに与あたえられてたの

迷まよって つかめなくて どこまでいけばいいの?
ねぇ頑張がんばらなきゃって 夢叶ゆめかうって 励はげましてくれた人ひと
想おもって 羽はねを広ひろげたら 「さよなら」 言いわずにゆくから
強つよがりな僕ぼくでいたいから


どこからか聞きいたような声こえがして 振ふり向むけば
無数むすうの風かぜが 僕ぼくの背中せなかを押おしてくれてたの

繋つないでいたいものは そんなに選えらべなくて
ねぇ 君きみの手て握にぎって 夢ゆめの中なかへ連つれ出だしてしまおうか
なんてね ふざけてみせても 「さよなら」 さえ言いえなかった
弱虫よわむしな僕ぼくを隠かくしてた


いつかきっとたどり着つけるんだ
飛とぶのが苦手にがてな鳥とりたちも
だから行いく 決きめたんだ
見みえない明日あすへの空そらを 上手うまく飛とべなくても


広ひろがる空そらに一ひとつ 旅立たびだつ前まえに願ねがう
想おもいがこの場所ばしょへ 言葉ことばになって 飛とんでいけたらいいなぁ
なんてね かっこつけないで 「さよなら」 言いえるはずなのに
強つよがりな僕ぼくでいたいから

僕ぼくらしく生いきていたいから