ゆうべの汽車きしゃに乗のって あなたを探さがしにゆく
破やぶれかけの写真しゃしんを 胸むねの奥おく抱だいたまま
孤独こどくが窓まどを叩たたく 寂さびしい夜よるだから
外そとは凍こごえそうな 真冬まふゆの景色けしき
汽笛きてきは遠とおく鳴なり響ひびいて
僕ぼくを乗のせてゆくよ 辿たどってゆくよ
微かすかでも 確たしかな香かおりを
「過去かこに寄よりすがるのは哀かなしすぎること」だと
最後さいごの言葉ことばだけが 頭あたまの中なかを巡めぐる
冷つめたい頬ほおに触ふれて 永遠えいえんを知しったから
愛あいを知しらぬ雪ゆきが 降ふり出だす頃ころに
後悔こうかいはそっと募つのるばかり
僕ぼくが消きえるのなら 罪つみの跡あとさえ
許ゆるされて 静しずかに眠ねむるの?
霞かすんでゆく 走はしる記憶きおくの列車れっしゃ
ひとつ ひとつ こぼれ落おちてく あの面影おもかげよ
もう一度いちど 微笑ほほえんで 今いまここで 微笑ほほえんで
二度にどと戻もどれない あの日ひよ
外そとは凍こごえそうな 真冬まふゆの景色けしき
汽笛きてきは遠とおく鳴なり響ひびいて
還かえる場所ばしょは何処どこか ゆく宛あても遥はるか
心こころの中なか 彷徨さまよってゆくの?
ああ汚けがれのない 真まっ白しろな雪ゆきが
天使てんしのように 空そらを舞まい降おりてゆく
僕ぼくを乗のせて走はしるよ 何処どこまでもゆくよ
駅えきなき駅えき その彼方かなたまでも
ゆうべのyuubeno汽車kisyaにni乗noってtte あなたをanatawo探sagaしにゆくshiniyuku
破yabuれかけのrekakeno写真syashinをwo 胸muneのno奥oku抱daいたままitamama
孤独kodokuがga窓madoをwo叩tataくku 寂sabiしいshii夜yoruだからdakara
外sotoはha凍kogoえそうなesouna 真冬mafuyuのno景色keshiki
汽笛kitekiはha遠tooくku鳴naりri響hibiいてite
僕bokuをwo乗noせてゆくよseteyukuyo 辿tadoってゆくよtteyukuyo
微kasuかでもkademo 確tashiかなkana香kaoりをriwo
「過去kakoにni寄yoりすがるのはrisugarunoha哀kanaしすぎることshisugirukoto」だとdato
最後saigoのno言葉kotobaだけがdakega 頭atamaのno中nakaをwo巡meguるru
冷tsumeたいtai頬hooにni触fuれてrete 永遠eienをwo知shiったからttakara
愛aiをwo知shiらぬranu雪yukiがga 降fuりri出daすsu頃koroにni
後悔koukaiはそっとhasotto募tsunoるばかりrubakari
僕bokuがga消kiえるのならerunonara 罪tsumiのno跡atoさえsae
許yuruされてsarete 静shizuかにkani眠nemuるのruno?
霞kasuんでゆくndeyuku 走hashiるru記憶kiokuのno列車ressya
ひとつhitotsu ひとつhitotsu こぼれkobore落oちてくchiteku あのano面影omokageよyo
もうmou一度ichido 微笑hohoeんでnde 今imaここでkokode 微笑hohoeんでnde
二度nidoとto戻modoれないrenai あのano日hiよyo
外sotoはha凍kogoえそうなesouna 真冬mafuyuのno景色keshiki
汽笛kitekiはha遠tooくku鳴naりri響hibiいてite
還kaeるru場所basyoはha何処dokoかka ゆくyuku宛aてもtemo遥haruかka
心kokoroのno中naka 彷徨samayoってゆくのtteyukuno?
ああaa汚kegaれのないrenonai 真maっxtu白shiroなna雪yukiがga
天使tenshiのようにnoyouni 空soraをwo舞maいi降oりてゆくriteyuku
僕bokuをwo乗noせてsete走hashiるよruyo 何処dokoまでもゆくよmademoyukuyo
駅ekiなきnaki駅eki そのsono彼方kanataまでもmademo