西陽にしびの差さす見慣みなれた部屋へやは
埃一ほこりひとつ浮うかべず澄すんで
オレンジのソファにするかピンクかってケンカした次つぎの日ひ、
マゼンタを買かってくるようなひと
ありがとう、いつでも「ありがとう」それさえ言いえないくらい
あたしも知しらないあたしを優やさしく包つつんでくれてた
キッシュ、トルテ、バウムクーヘン…
日持ひもちのするものばかり作つくっておいたわ
小分こわけにして食たべてね。太ふとっちゃ嫌いや。
響ひびく靴音くつおとにレンジのタイマー重かさね合あわせた
あなたを閉とじ込こめるよにあたしはエプロン畳たたんだ
あたりまえに溺おぼれてしまうその前まえに そっとドア背中せなかで閉しめて
ありがとう、さよなら。ごめんね、ありがとう。またいつかね
あなたを忘わすれられずに抱かかえるあたしを忘わすれて。
あたしはいなくなるけど、あなたは変かわらないでいて
そうして笑わらってあげてね
西陽nishibiのno差saすsu見慣minaれたreta部屋heyaはha
埃一hokorihitoつtsu浮uかべずkabezu澄suんでnde
オレンジorenjiのnoソファsofaにするかnisurukaピンクpinkuかってkatteケンカkenkaしたshita次tsugiのno日hi、
マゼンタmazentaをwo買kaってくるようなひとttekuruyounahito
ありがとうarigatou、いつでもitsudemo「ありがとうarigatou」それさえsoresae言iえないくらいenaikurai
あたしもatashimo知shiらないあたしをranaiatashiwo優yasaしくshiku包tsutsuんでくれてたndekureteta
キッシュkissyu、トルテtorute、バウムクbaumukuーヘンhen…
日持himoちのするものばかりchinosurumonobakari作tsukuっておいたわtteoitawa
小分kowaけにしてkenishite食taべてねbetene。太futoっちゃtcha嫌iya。
響hibiくku靴音kutsuotoにniレンジrenjiのnoタイマtaimaー重kasaねne合aわせたwaseta
あなたをanatawo閉toじji込koめるよにあたしはmeruyoniatashihaエプロンepuron畳tataんだnda
あたりまえにatarimaeni溺oboれてしまうそのreteshimausono前maeにni そっとsottoドアdoa背中senakaでde閉shiめてmete
ありがとうarigatou、さよならsayonara。ごめんねgomenne、ありがとうarigatou。またいつかねmataitsukane
あなたをanatawo忘wasuれられずにrerarezuni抱kakaえるあたしをeruatashiwo忘wasuれてrete。
あたしはいなくなるけどatashihainakunarukedo、あなたはanataha変kaわらないでいてwaranaideite
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