この世よの中なかの 哀かなしみを
拾ひろって来きたよな 細ほそい指ゆび
涙なみだの川かわを 女おんなは何度なんど
何度渡なんどわたれば いいのでしょうか…
人ひとの心こころに つまずいて
胸むねに沁しみます 雨あめの音おと
好すきだと口くちに 出だせぬまま
水面みなもに流ながした 恋こいひとつ
涙なみだの川かわを 越こえればいつか
いつか灯あかりが 見みえるでしょうか…
浮うかぶ面影おもかげ 掬すくっても
掬すくいきれない 流ながれ水みず
一日いちにちひとつ 良よい事ことが
あったら明日あしたも 生いきられる
涙なみだの川かわを 女おんなはどこへ
どこへ流ながれて 行ゆくのでしょうか…
せめて人並ひとなみ 幸しあわせの
夢ゆめを抱だきます 雨あめの夜よる
このkono世yoのno中nakaのno 哀kanaしみをshimiwo
拾hiroってtte来kiたよなtayona 細hosoいi指yubi
涙namidaのno川kawaをwo 女onnaはha何度nando
何度渡nandowataればreba いいのでしょうかiinodesyouka…
人hitoのno心kokoroにni つまずいてtsumazuite
胸muneにni沁shiみますmimasu 雨ameのno音oto
好suきだとkidato口kuchiにni 出daせぬままsenumama
水面minamoにni流nagaしたshita 恋koiひとつhitotsu
涙namidaのno川kawaをwo 越koえればいつかerebaitsuka
いつかitsuka灯akaりがriga 見miえるでしょうかerudesyouka…
浮uかぶkabu面影omokage 掬sukuってもttemo
掬sukuいきれないikirenai 流nagaれre水mizu
一日ichinichiひとつhitotsu 良yoいi事kotoがga
あったらattara明日ashitaもmo 生iきられるkirareru
涙namidaのno川kawaをwo 女onnaはどこへhadokohe
どこへdokohe流nagaれてrete 行yuくのでしょうかkunodesyouka…
せめてsemete人並hitonami 幸shiawaせのseno
夢yumeをwo抱daきますkimasu 雨ameのno夜yoru