額がくあじさいの 咲さく路地ろじを
抜ぬければ海辺うみべの 朝霧あさぎりみなと
舟ふねが出でてゆく あの人ひとの
想おもい出で乗のせて カモメを連つれて
泣なかぬと決きめた 決きめたはずなのに
行いき交かうひとの お早はように
笑顔えがおでこたえる 朝霧あさぎりみなと
生いきてゆくには あの人ひとを
こころの隅すみに 置おいてちゃ駄目だめね
忘わすれて生いきる 生いきるはずだから
魚さかな市場しじょうの にぎわいが
淋さびしさつのらす 朝霧あさぎりみなと
未練みれんなんかじゃ ないけれど
あの人ひときっと いい人ひとだった
あたしにだけは いつもやさしくて
額gakuあじさいのajisaino 咲saくku路地rojiをwo
抜nuければkereba海辺umibeのno 朝霧asagiriみなとminato
舟funeがga出deてゆくteyuku あのano人hitoのno
想omoいi出de乗noせてsete カモメkamomeをwo連tsuれてrete
泣naかぬとkanuto決kiめたmeta 決kiめたはずなのにmetahazunanoni
行iきki交kaうひとのuhitono おo早hayoうにuni
笑顔egaoでこたえるdekotaeru 朝霧asagiriみなとminato
生iきてゆくにはkiteyukuniha あのano人hitoをwo
こころのkokorono隅sumiにni 置oいてちゃitecha駄目dameねne
忘wasuれてrete生iきるkiru 生iきるはずだからkiruhazudakara
魚sakana市場shijouのno にぎわいがnigiwaiga
淋sabiしさつのらすshisatsunorasu 朝霧asagiriみなとminato
未練mirenなんかじゃnankaja ないけれどnaikeredo
あのano人hitoきっとkitto いいii人hitoだったdatta
あたしにだけはatashinidakeha いつもやさしくてitsumoyasashikute