時化しけた海うみには 鳥とりさえ飛とばぬ
あんたの船ふねも 帰かえらない
私うちは… あんた…
待まっちょるたい… 待まっちょるたい…
暴風雨あらしに頬ほおを 叩たたかれながら
波止場はとばに立たって 沖おきをみる
親おやの許ゆるしも 祝いわいの宴うたげも
挙あげずに所帯しょたい もった夜よる
私うちは… あんた…
惚ほれとるたい… 惚ほれとるたい…
こころの祈いのり 聞きこえたならば
泣なかすな海うみの 恋女房こいにょうぼう
三日三晩みっかみばんも 眠ねむらぬままに
龍神りゅうじんさまに 手てを合あわす
私うちは… あんた…
信しんじるたい… 信しんじるたい…
塩辛声しおからごえの あの髭面ひげづらが
笑顔えがおで浜はまに 戻もどる日ひを
時化shikeたta海umiにはniha 鳥toriさえsae飛toばぬbanu
あんたのantano船funeもmo 帰kaeらないranai
私uchiはha… あんたanta…
待maっちょるたいtchorutai… 待maっちょるたいtchorutai…
暴風雨arashiにni頬hooをwo 叩tataかれながらkarenagara
波止場hatobaにni立taってtte 沖okiをみるwomiru
親oyaのno許yuruしもshimo 祝iwaいのino宴utageもmo
挙aげずにgezuni所帯syotai もったmotta夜yoru
私uchiはha… あんたanta…
惚hoれとるたいretorutai… 惚hoれとるたいretorutai…
こころのkokorono祈inoりri 聞kiこえたならばkoetanaraba
泣naかすなkasuna海umiのno 恋女房koinyoubou
三日三晩mikkamibanもmo 眠nemuらぬままにranumamani
龍神ryuujinさまにsamani 手teをwo合aわすwasu
私uchiはha… あんたanta…
信shinじるたいjirutai… 信shinじるたいjirutai…
塩辛声shiokaragoeのno あのano髭面higeduraがga
笑顔egaoでde浜hamaにni 戻modoるru日hiをwo