糸川いとがわわたって 振ふりむく坂さかを
わたしは名なづけた おんな坂さか
見みえてくるのよ 振ふりむくたびに
陰かげでささえた 人生じんせいが
苦労くろうをこえた 肩かたに散ちる
梅うめの香かおりがあたたかい
あなたの命いのちに つかまりながら
大船おおぶね 横浜よこはま かりの宿やど
傷きずの痛いたみも なみだの味あじも
わかる女おんなに なりました
ぬくもり深ぶかいふところに
泣なきに来きなさい 辛つらければ
人目ひとめを気きにせず 日向ひなたの街まちを
歩あるけるしあわせ 身みにしみる
邪魔じゃまでなければ つぎの世よまでも
つれて行いってね 頼たのみます
初島はつしま うかぶ 海うみを見みて
きょうもあなたと 二人連ふたりづれ
糸川itogawaわたってwatatte 振fuりむくrimuku坂sakaをwo
わたしはwatashiha名naづけたduketa おんなonna坂saka
見miえてくるのよetekurunoyo 振fuりむくたびにrimukutabini
陰kageでささえたdesasaeta 人生jinseiがga
苦労kurouをこえたwokoeta 肩kataにni散chiるru
梅umeのno香kaoりがあたたかいrigaatatakai
あなたのanatano命inochiにni つかまりながらtsukamarinagara
大船oobune 横浜yokohama かりのkarino宿yado
傷kizuのno痛itaみもmimo なみだのnamidano味ajiもmo
わかるwakaru女onnaにni なりましたnarimashita
ぬくもりnukumori深bukaいふところにifutokoroni
泣naきにkini来kiなさいnasai 辛tsuらければrakereba
人目hitomeをwo気kiにせずnisezu 日向hinataのno街machiをwo
歩aruけるしあわせkerushiawase 身miにしみるnishimiru
邪魔jamaでなければdenakereba つぎのtsugino世yoまでもmademo
つれてtsurete行iってねttene 頼tanoみますmimasu
初島hatsushima うかぶukabu 海umiをwo見miてte
きょうもあなたとkyoumoanatato 二人連futariduれre