花の涙 歌詞 鮎川いずみ ふりがな付

あの人ひとに さよならした夜よるは
人恋ひとこいしくて 縁日えんにちでおもちゃの面めんを 買かいました
化粧けしょうしてない こころの顔かおに
かむった面めんは きつね面めん
だますつもりが まただまされて
なかで涙なみだが にじみます

ひとりきり 酒場さかばの臭においのくもった鏡かがみ
くやしくて 酔よえない姿すがたを映うつします
化粧けしょうしてない こころの顔かおに
かむった面めんは 笑わらい面めん
笑わらうつもりが また泣なかされて
なかで涙なみだが こぼれます

窓まどを打うつ 雨あめの音おとだけが聞きこえる
部屋へやの片かたすみで 白しろい壁かべをみています
化粧けしょうしてない こころの顔かおに
かむった面めんは 鬼おにの面めん
うらむつもりが またほだされて
なかで涙なみだが あふれます