ある日ひ 雨あめの晴はれまに
竹たけの皮かわに包つつんだつくだ煮にが
水みずたまりにこぼれ落おちた
つくだ煮にの小魚こざかな達たちは
その一いっぴき一いっぴきを見みてみれば
目めを大おおきく見開みひらいて
環わになつて互たがいにからみあつてゐる
鰭ひれも尻尾しっぽも折おれてゐない
顎あごの呼吸こきゅうするところには 色いろつやさへある
そして 水みずたまりの底そこに放はなたれたが
あめ色いろの小魚こざかな達たちは
互たがいに生いきて返かえらなんだ
あるaru日hi 雨ameのno晴haれまにremani
竹takeのno皮kawaにni包tsutsuんだつくだndatsukuda煮niがga
水mizuたまりにこぼれtamarinikobore落oちたchita
つくだtsukuda煮niのno小魚kozakana達tachiはha
そのsono一ixtuぴきpiki一ixtuぴきをpikiwo見miてみればtemireba
目meをwo大ooきくkiku見開mihiraいてite
環waになつてninatsute互tagaiにからみあつてゐるnikaramiatsutewyiru
鰭hireもmo尻尾shippoもmo折oれてゐないretewyinai
顎agoのno呼吸kokyuuするところにはsurutokoroniha 色iroつやさへあるtsuyasahearu
そしてsoshite 水mizuたまりのtamarino底sokoにni放hanaたれたがtaretaga
あめame色iroのno小魚kozakana達tachiはha
互tagaiにni生iきてkite返kaeらなんだrananda