革命的閃光弾 歌詞 Sano ibuki ふりがな付

暗くらがりの中なか 空そらに上あがった刹那せつなの光ひかりに
急せかされ 足あしを絶望ぜつぼうの道みちへ 踏ふみ出だした
忘わすれたくない声こえを胸むねに仕舞しまい込こんだ
ペンダント 揺ゆれていた

ああ騒さわがしいパレードいつかのお別わかれの
嘆なげき愁うれいを消けし去さる歌うたを唄うたい狂くるう
滾たぎる鼓動こどう 嘘うそなんて一ひとつもないくせに
探さがしていたんだ 逃にげ道みち

身体中からだじゅう血ちが巡めぐり巡めぐって 厭いやに熱あついのは
心臓しんぞうと呼吸こきゅうが鼓膜こまくに響ひびいて煩うるさいのは
ハッピーエンドに向むかった 僕ぼくらの足あしを取とった
閉とざした幕まくへの抵抗ていこうだ

弾はじけて飛とんだ 嗚呼ああ 飛とんだ
あの日ひの願ねがい ずっと
掴づかみかけて晦くらました 稲妻いなずま 薄うすれていった
あなたに会あいたいから生いきたい
名めいも知しらぬ 狼煙のろしが
今いま 空そらに光ひかるよ

例たとえばそれは鎌かまを掛かけた悪あく魔まの手て
頭あたまに浮うかぶ その腕うで何度なんども振ふり払はらう
ずらかりゃいいさ 言いい訳わけなんて出でてこなくても
生いきていれば それでいいから

いつから湧わき出でる本能ほんのうに逆さからえない体からだに
不安ふあんのナイフを突つき刺さして 痛いたみを隠かくしているの
針はりの穴あなくらいの見込みこみ その手てで手繰たぐり寄よせ
離はなすな 逃のがすな 約束やくそくな

初はじめて知しった 感情かんじょうは
胸むねの奥おく、疼うずいて
答こたえ求もとめて叫さけんでも 枯かれた喉のどが残のこるだけ
そのままでいい 負まけ犬いぬでいい
ただ正直しょうじきでいようぜ
揺ゆれる 愛あいを携たずさえて

案山子かかしの僕ぼくらの未来みらいを願ねがう
あなたが帰かえりを待まつのであれば
光ひかりになって この身みが朽くちても
心こころはそこへと戻もどる

弾はじけて飛とんだ 嗚呼ああ 飛とんだ
あの日ひの願ねがい きっと
明日あしたに託たくした 希望きぼうを掴つかむ 羽はねを伸のばした
こんなに臆病おくびょうでも無様ぶざまでも
守まもれる者ものでありたい
信しんじてくれなくていい

失うせてくれよ 今いま全部ぜんぶ
燃もやし尽つくした幻想げんそう
向むかう先さきに残酷ざんこくな結末けつまつがあるとしても
あなたに会あいたい ただ会あいたい
名めいも馳はせぬ 狼煙のろしが
今いま 空そらに光ひかるよ