疲つかれた身体からだを夜更よふけに洗あらう
寝静ねしずまった街まち 頼たよりない月つき
裸足はだしの爪先つまさき真まっ赤かに塗ぬれば
灯台とうだいみたいに行ゆく先さき照てらせ
私わたしが脱ぬぎ散ちらかしたシャツの山やま
まだ情熱じょうねつの匂においがしている
それを誰だれが止とめられるというのだろう?
私わたしの幸しあわせ 私わたしが決きめる
疲つかれた身体からだはベッドに沈しずむ
眠ねむりが来くるのをじっと待まっている
夢ゆめの中なかでくらい自由じゆうでいたいのに
夢ゆめの中なかでさえ私わたしは私わたし
逃にげ出だすことができないのなら
この心こころも身体からだも背負せおってゆくだけ
それを誰だれが止とめられるというのだろう?
私わたしの涙なみだ 私わたしのものよ
他ほかの誰だれかと違ちがう私わたしに
もう怯おびえないで愛あいせるように
疲つかれた身体からだを抱だきしめている
寝静ねしずまった街まち 頼たよりない月つき
疲tsukaれたreta身体karadaをwo夜更yofuけにkeni洗araうu
寝静neshizuまったmatta街machi 頼tayoりないrinai月tsuki
裸足hadashiのno爪先tsumasaki真maっxtu赤kaにni塗nuればreba
灯台toudaiみたいにmitaini行yuくku先saki照teらせrase
私watashiがga脱nuぎgi散chiらかしたrakashitaシャツsyatsuのno山yama
まだmada情熱jounetsuのno匂nioいがしているigashiteiru
それをsorewo誰dareがga止toめられるというのだろうmerarerutoiunodarou?
私watashiのno幸shiawaせse 私watashiがga決kiめるmeru
疲tsukaれたreta身体karadaはhaベッドbeddoにni沈shizuむmu
眠nemuりがriga来kuるのをじっとrunowojitto待maっているtteiru
夢yumeのno中nakaでくらいdekurai自由jiyuuでいたいのにdeitainoni
夢yumeのno中nakaでさえdesae私watashiはha私watashi
逃niげge出daすことができないのならsukotogadekinainonara
このkono心kokoroもmo身体karadaもmo背負seoってゆくだけtteyukudake
それをsorewo誰dareがga止toめられるというのだろうmerarerutoiunodarou?
私watashiのno涙namida 私watashiのものよnomonoyo
他hokaのno誰dareかとkato違chigaうu私watashiにni
もうmou怯obiえないでenaide愛aiせるようにseruyouni
疲tsukaれたreta身体karadaをwo抱daきしめているkishimeteiru
寝静neshizuまったmatta街machi 頼tayoりないrinai月tsuki