哀しみは火のように 歌詞 岩崎宏美 ふりがな付

ドアの前まえで別わかれた男おとこの女おんな それは
どこにでもある一枚いちまいの絵えの中なかのシーン
やさしいことば投なげて 男おとこは行いく
大丈夫だいじょうぶ 心配しんぱいしないでと小声こごえで女おんながささやいた
嘘うそよ 今いまにもくずれかけている私わたし
哀かなしい気持きもちはいつしか甘あまい匂におい連つれて
空そらを焦こがす炎ほのおに変かわる

バスにとび乗のる男おとこを遠とおくで見みる そして
舗道ほどうの上うえに涙なみだをひとつ落おとす女おんな
窓越まどごしに手てをふって 男おとこは行いく
大丈夫だいじょうぶ 心配しんぱいしないでと夜空よぞらに女おんながささやいた
嘘うそよ こうして歩あるくことさえも やっと
哀かなしい気持きもちはいつしか炎ほのおのまま凍こおる
嘘うそよ 今いまにもくずれかけている私わたし
哀かなしい気持きもちはいつしか甘あまい匂におい連つれて
空そらを焦こがす炎ほのお