夢見るバンドワゴン 歌詞 andymori ふりがな付

僕ぼくらはまだまだブルースを歌うたいながら
遠とおい街まちまで高速こうそくを飛とばしていく
黒くろずんだ狼おおかみの怪あやしい瞳ひとみを
まだあどけない笑顔えがおに乗のせて

そしてめくるめく季節きせつの風かぜに乗のり込こんで
ひとしずくの光ひかりに肌色はだいろの恋こいをする
心無こころない罵声ばせいを浴あびることもあるけれど
途切とぎれることのない情熱じょうねつを連つれていく

空そら いっぱいの空そら 忘わすれたはずのメロディー
君きみが手てを振ふってくれたこと
夢見ゆめみる丘おかに立たち 生うまれた街まちを見下みおろし
ちょっと黄昏たそがれの風かぜに吹ふかれて

しかしあいかわらずブルースは続つづいている
時ときとしてくだらないユーモアを交まじえつつ
後戻あともどりできない恥はじや悲かなしい出来事できごと
突然とつぜんの嵐あらしに我われを見失みうしないながら

雲くも 追おいかける雲くも 夕焼ゆうやけ色いろに染そまる
流ながれゆく姿すがたは僕ぼくらのよう
すすき揺ゆれる高原こうげん ひたむきに明日あしたのために
ぼんやりと燃もえる太陽たいようの下したで

夜よる 満天まんてんの星ほし またたく時ときの中なかで
訪おとずれた沈黙ちんもくとレクイエム
止やまない雨あめに打うたれ 再ふたたび朝あさを迎むかえ
少すこしくたびれた寝ねぼけ眼まなこで

空そら いっぱいの空そら 騒さわぎ始はじめるメロディー
君きみがそばにいてくれたこと
輝かがやく渚なぎさ 舞まい上あがる砂すなの向むこうに
いつも憧あこがれを胸むねに抱だいて