一歩一会 歌詞 槇原敬之 ふりがな付

いつもただ車くるまに乗のって
通とおり過すぎていただけでは
気付きづけなかった景色けしきや
出会であいがあると気付きづいた

時ときが止とまったような路地裏ろじうら
コーヒーの良よい香かおりのカフェ
しかもこんな可愛かわいい子こが
注文ちゅうもんをとってくれる

適当てきとうに歩あるいたら帰かえって
昼寝ひるねでもと思おもってたけど

歩あるいた分ぶんだけ出会であう
歩あるいた分ぶんだけ見みつかる
これはただの散歩さんぽじゃない
謂いわば一歩いっぽ一会いちえの小ちいさな旅たびだ
何なにかが物足ものたりないと
思おもってたその何なにかも
見みつけられそうな気きがする
この一歩いっぽ一会いちえの旅たびで

見みようと思おもわなければ
見みていないのと同おなじ
どんな人ひとや景色けしきも見みえてない
誰だれかの心こころもきっとそうだ

顔かおも見みずに返事へんじしたり
上うわの空そらで相あいづち打うったり
ため息いきの理由りゆうも尋たずねない
寂さびしい思おもいにさせたね

苦にがいコーヒー飲のんで思おもう
「今度こんどは君きみも誘さそってみよう」

歩あるいた分ぶんだけ出会であう
歩あるいた分ぶんだけ見みつかる
これはただの散歩さんぽじゃない
謂いわば一歩いっぽ一会いちえの小ちいさな旅たびだ
物足ものたりないと思おもってた
何なにかを二人ふたりで探さがそう
宝たからの地図ちずはない方ほうがいい
一歩いっぽ一会いちえの散歩さんぽにいこう

歩あるいた分ぶんだけ出会であう
歩あるいた分ぶんだけ見みつかる
これはただの散歩さんぽじゃない
謂いわば一歩いっぽ一会いちえの小ちいさな旅たびだ
物足ものたりないと思おもってた
何なにかを二人ふたりで探さがそう
君きみと僕ぼくで歩あるけばいつだって
一歩いっぽ一会いちえの散歩さんぽ日和びより

君きみと歩あるく小ちいさな旅たびさ