目めを覚さましても未まだ夢ゆめを見みている (微睡まどろむように)
この暗くらい部屋へや 居心地いごこちよく (閉とじ込こめられて)
燭台ひを灯ともしたら広ひろがる世界せかいには (光ひかりの中なか)
要いらないものが沢山たくさんある (影かげは伸のびる)
空からの花瓶かびん
埃ほこりを被かぶる椅子いす (…古ふるい鍵かぎ)
針はりの止とまる時計とけいと破やぶれた書物ほん
映うつらないキョウダイ
がらくたばかり集あつめていたのかしら…?
欠かけた記憶きおくのままでは外そとへ出でられない
ようこそ 硝子がらすの城ここへ訪おとずれたお客様きゃくさま
銀ぎんの剣けんを片手かたてに私わたしを殺ころすの?
私わたしの名前なまえはアンダルシア
この部屋へやで誰だれかを待まってる
ひとりきりでも寂さびしくないわ
黒猫のわーるが私わたしの友達ともだち
――何処どこカデ聞きイタ声こえ
――瞳ひとみハ朱あかイ月つき
――私わたしト同おなジ顔かお
――アナタハ誰だれ?
ふたりで眠ねむる場所ばしょくらいある筈はずよ
もしも故郷いえに帰かえれても未来あしたが無ないなら
いちばん好すきな薔薇ばらを摘つんでもいいわ
最期さいごの日ひまで一緒いっしょと誓ちかった貴方あなたは
私わたしの記憶きおくひとつずつ紐解ひもといて
銀ぎんの剣けんを手てにする誰だれかに、似にていた…
目meをwo覚saましてもmashitemo未maだda夢yumeをwo見miているteiru (微睡madoroむようにmuyouni)
このkono暗kuraいi部屋heya 居心地igokochiよくyoku (閉toじji込koめられてmerarete)
燭台hiをwo灯tomoしたらshitara広hiroがるgaru世界sekaiにはniha (光hikariのno中naka)
要iらないものがranaimonoga沢山takusanあるaru (影kageはha伸noびるbiru)
空karaのno花瓶kabin
埃hokoriをwo被kabuるru椅子isu (…古furuいi鍵kagi)
針hariのno止toまるmaru時計tokeiとto破yabuれたreta書物hon
映utsuらないranaiキョウダイkyoudai
がらくたばかりgarakutabakari集atsuめていたのかしらmeteitanokashira…?
欠kaけたketa記憶kiokuのままではnomamadeha外sotoへhe出deられないrarenai
ようこそyoukoso 硝子garasuのno城kokoへhe訪otozuれたおretao客様kyakusama
銀ginのno剣kenをwo片手katateにni私watashiをwo殺koroすのsuno?
私watashiのno名前namaeはhaアンダルシアandarushia
このkono部屋heyaでde誰dareかをkawo待maってるtteru
ひとりきりでもhitorikiridemo寂sabiしくないわshikunaiwa
黒猫nowâruがga私watashiのno友達tomodachi
――何処dokoカデkade聞kiイタita声koe
――瞳hitomiハha朱akaイi月tsuki
――私watashiトto同onaジji顔kao
――アナタハanataha誰dare?
ふたりでfutaride眠nemuるru場所basyoくらいあるkuraiaru筈hazuよyo
もしもmoshimo故郷ieにni帰kaeれてもretemo未来ashitaがga無naいならinara
いちばんichiban好suきなkina薔薇baraをwo摘tsuんでもいいわndemoiiwa
最期saigoのno日hiまでmade一緒issyoとto誓chikaったtta貴方anataはha
私watashiのno記憶kiokuひとつずつhitotsuzutsu紐解himotoいてite
銀ginのno剣kenをwo手teにするnisuru誰dareかにkani、似niていたteita…