誰だれの言いいなりか 歯向はむかいもせず
砂すなをすくっては ふるいに掛かけ
川かわの水みずの冷つめたさに 指ゆびの感覚かんかくは失うしなわれ 割われるような耳鳴みみなり
もう駄目だめだ もうお終しまい 命いのちさえ捨すてましょう
溺おぼれる事ことすら許ゆるさぬ 浅瀬あさせにうずくまる
川底かわぞこに光ひかる一粒ひとつぶの砂金さきん
川底かわぞこに光ひかる一粒ひとつぶの砂金さきん
あなたの瞳ひとみに望のぞみは無なくとも救すくい出だしてあげよう
あの砂金さきんが私わたしを蘇よみがえらせた様ように
砂金さきんよ流ながれて渚なぎさへおいで
広ひろく広大こうだいなこの場所ばしょでは
誰だれもが自由じゆうだ
誰だれの安やすらぎか 慰なぐさめ きれいごと
底そこの無ない井戸いどは 波紋はもんを知しらない
真空しんくうのような悲かなしみは 貴方あなたの鼓膜こまくを殺ころした
逃にげ道みち伝つたえる前まえに
もういらない 声こえなど 言いえぬなら見みせましょう
貴方あなたのため 砂金さきん集あつめ作つくった砂時計すなどけい
砂金さきんは糸いとになり時間じかんは落おちる
積つもっては裏返うらがえし 裂さけた皮膚ひふが戻もどるまで
私わたしの望のぞみが無謀むぼうだとしても泣なきごとなど言いわず
あの砂金さきんが沈黙ちんもくを守まもったように
瞳ひとみよ鼓膜こまくよ渚なぎさへおいで
強つよくたくましいこの場所ばしょでは
誰だれもが自由じゆうだ
誰dareのno言iいなりかinarika 歯向hamuかいもせずkaimosezu
砂sunaをすくってはwosukutteha ふるいにfuruini掛kaけke
川kawaのno水mizuのno冷tsumeたさにtasani 指yubiのno感覚kankakuはha失ushinaわれware 割waれるようなreruyouna耳鳴miminaりri
もうmou駄目dameだda もうおmouo終shimaいi 命inochiさえsae捨suてましょうtemasyou
溺oboれるreru事kotoすらsura許yuruさぬsanu 浅瀬asaseにうずくまるniuzukumaru
川底kawazokoにni光hikaるru一粒hitotsubuのno砂金sakin
川底kawazokoにni光hikaるru一粒hitotsubuのno砂金sakin
あなたのanatano瞳hitomiにni望nozoみはmiha無naくともkutomo救sukuいi出daしてあげようshiteageyou
あのano砂金sakinがga私watashiをwo蘇yomigaeらせたraseta様youにni
砂金sakinよyo流nagaれてrete渚nagisaへおいでheoide
広hiroくku広大koudaiなこのnakono場所basyoではdeha
誰dareもがmoga自由jiyuuだda
誰dareのno安yasuらぎかragika 慰nagusaめme きれいごとkireigoto
底sokoのno無naいi井戸idoはha 波紋hamonをwo知shiらないranai
真空shinkuuのようなnoyouna悲kanaしみはshimiha 貴方anataのno鼓膜komakuをwo殺koroしたshita
逃niげge道michi伝tsutaえるeru前maeにni
もういらないmouiranai 声koeなどnado 言iえぬならenunara見miせましょうsemasyou
貴方anataのためnotame 砂金sakin集atsuめme作tsukuったtta砂時計sunadokei
砂金sakinはha糸itoになりninari時間jikanはha落oちるchiru
積tsumoってはtteha裏返uragaeしshi 裂saけたketa皮膚hifuがga戻modoるまでrumade
私watashiのno望nozoみがmiga無謀mubouだとしてもdatoshitemo泣naきごとなどkigotonado言iわずwazu
あのano砂金sakinがga沈黙chinmokuをwo守mamoったようにttayouni
瞳hitomiよyo鼓膜komakuよyo渚nagisaへおいでheoide
強tsuyoくたくましいこのkutakumashiikono場所basyoではdeha
誰dareもがmoga自由jiyuuだda