冷つめたいガラス戸どを飛とび越こえて
朝陽あさひがせわしなく揺ゆれて
「昼過ひるすぎまで寝ねよう」って 目論見もくろみは早はやくも崩くずれる
起おこされた僕ぼくはボサボサ頭あたまのまま
外そとに飛とび出だして
「ジョギングでもしよう」って
靴紐くつひもをきつく結むすんだ
寝不足ねぶそくなのに 今日きょうは気分きぶんが良いい
背伸せのびして手てを広ひろげて深呼吸しんこきゅうしよう
乾燥かんそうしている空そらを見みていたら
泣ないた君きみを思おもい出だしたよ
"さようなら"の日ひと似にているから
胸むねの糸いとがほつれそうだよ
名なも無ない通とおり沿ぞいを
赤あかい鼻はなして走はしり続つづけながら
埋うめていたはずの思おもい出でを
またほじくり返かえしている
腰こしを曲まげた老婆ろうばが
固かたい土つちの上うえで落おち葉ばを掃はいて
顔見知かおみしりでもない僕ぼくを見みて
ちょっと微笑ほほえんだ
いつもくれていた 小ちいさい温ぬくもり
これからはちゃんと独ひとりで探さがして行いくから
追おい風かぜに背中せなか押おされて
君きみの名前なまえを呼よんでみたんだよ
甦よみがえる全すべてのシーンを
塗ぬり潰つぶすように繰くり返かえす
さようなら…
「逢あいたいよ」「大好だいすきだよ」
そう呼よび合あえた僕ぼくらは居いない
秋晴あきばれの空そらの下したで
最後さいごに抱だき締しめるように
さようなら
冷tsumeたいtaiガラスgarasu戸doをwo飛toびbi越koえてete
朝陽asahiがせわしなくgasewashinaku揺yuれてrete
「昼過hirusuぎまでgimade寝neようyou」ってtte 目論見mokuromiはha早hayaくもkumo崩kuzuれるreru
起oこされたkosareta僕bokuはhaボサボサbosabosa頭atamaのままnomama
外sotoにni飛toびbi出daしてshite
「ジョギングjoginguでもしようdemoshiyou」ってtte
靴紐kutsuhimoをきつくwokitsuku結musuんだnda
寝不足nebusokuなのにnanoni 今日kyouはha気分kibunがga良iいi
背伸senoびしてbishite手teをwo広hiroげてgete深呼吸shinkokyuuしようshiyou
乾燥kansouしているshiteiru空soraをwo見miていたらteitara
泣naいたita君kimiをwo思omoいi出daしたよshitayo
"さようならsayounara"のno日hiとto似niているからteirukara
胸muneのno糸itoがほつれそうだよgahotsuresoudayo
名naもmo無naいi通tooりri沿zoいをiwo
赤akaいi鼻hanaしてshite走hashiりri続tsuduけながらkenagara
埋uめていたはずのmeteitahazuno思omoいi出deをwo
またほじくりmatahojikuri返kaeしているshiteiru
腰koshiをwo曲maげたgeta老婆roubaがga
固kataいi土tsuchiのno上ueでde落oちchi葉baをwo掃haいてite
顔見知kaomishiりでもないridemonai僕bokuをwo見miてte
ちょっとchotto微笑hohoeんだnda
いつもくれていたitsumokureteita 小chiiさいsai温nukuもりmori
これからはちゃんとkorekarahachanto独hitoりでride探sagaしてshite行iくからkukara
追oいi風kazeにni背中senaka押oされてsarete
君kimiのno名前namaeをwo呼yoんでみたんだよndemitandayo
甦yomigaeるru全subeてのtenoシshiーンnをwo
塗nuりri潰tsubuすようにsuyouni繰kuりri返kaeすsu
さようならsayounara…
「逢aいたいよitaiyo」「大好daisuきだよkidayo」
そうsou呼yoびbi合aえたeta僕bokuらはraha居iないnai
秋晴akibaれのreno空soraのno下shitaでde
最後saigoにni抱daきki締shiめるようにmeruyouni
さようならsayounara