遠い夜景に 歌詞 小椋佳 ふりがな付

戯たわむれて 語かたり合あおうか 出来できれば嘘うそで 飾かざらぬままに
互たがいの心こころ 暖炉だんろの炎ほのお 揺ゆらめくままに

静しずかに 煌きらめきくと見みせて
街まちは 夜よるも 瞬まばたきの間あいだに
動うごき 流ながれ 移うつり 変かわる
闇やみが 矛盾むじゅんを 押おし付つける
軽かろやかな フットワークと
大地だいち 踏ふみしめる脚あしと

指ゆびと指ゆび 結むすび合あおうか 確たしかなものを 弄まさぐるように
別わかれの兆きざし 嵐あらしの予感よかん 打うち消けすように

肌はだならず 重かさね合あおうか 見みえない愛あいの 奇跡きせき信しんじて
夜よるのキャンバス 二人ふたりの絵筆えふで 絆きずな描えがいて

静しずかに 煌きらめきくと見みせて
街まちは 夜よるも 瞬まばたきの間あいだに
動うごき 流ながれ 移うつり 変かわる
闇やみが 矛盾むじゅんを 押おし付つける
軽かろやかな フットワークと
大地だいち 踏ふみしめる脚あしと

気後きおくれ 躊躇ためらいを見みせて
愛あいは 夜よるの ビルの谷間たにまに
その身みに 潜ひそめ 時ときに 祈いのる
闇やみに 胎児たいじを 抱かかえ込こむ
老木ろうぼく 芽吹めぶきの夢ゆめか
小鳥ことり 巣立すだちの孤独こどくか