乱火 歌詞 中森明菜 ふりがな付

風かぜに頬ほおづえついて
胸むねが濡ぬれるたびに
そばで支ささえられた

笑わらい返かえす瞳ひとみが
いつも逃にげ場所ばしょだった
知しらず 知しらずのうち

"いつだって傷きずついてたよ"と
掠かすれる囁ささやきを口唇くちびるで止とめたい

もうなかせて 胸むねの中なかで
生うまれ変かわれる程ほど 甘あまく

見みつめながら震ふるえながら
あなたが伝つたわるから もう…なかせて

強つよい恋心こいごころねと
涙なみだ おしあてたら
今夜こんや なつかしくて

同おなじ夢見ゆめみるだけで
時ときが立たち止どまるわ
ずっと離はなさないで

ありふれた出逢であいじゃないから
あなたの切せつなさも忘わすれずにこのまま

もうみだして 優やさしい火ひで
燃もえ尽つくしてく程ほど 甘あまく

消きえ惑まどった過去かこの星ほしが
色いろを失うしなうように もう…みだして

もうなかせて 胸むねの中なかで
生うまれ変かわれる程ほど 甘あまく

見みつめながら震ふるえながら
あなたが伝つたわるから もう…なかせて