道からの組曲 歌詞 一世風靡セピア ふりがな付

爽そう頼らいの響ひびきに目覚めざめ
霧きりの紛まぎれが 瞳ひとみ覆おおう
色いろも見みえぬ風かぜに巻まかれ
傷きずつくと知しりつ飛とび出だす
旅たびを夢ゆめみるも 聞きこえぬ叫さけびを放はなつ日々ひびも 現在いま道みちにのみ返かえす

群むれ行いく様ように人ひと集あつまり
舞まうだけ舞まい生いき急いそぐ
木こ枯がらしは永遠えいえんに続つづくか
遺わすれられると知しりつ駆かけ出だす
恋こいを夢ゆめみるも届とどかぬ想おもい嘆なげく日々ひびも 現在いま途みちにのみ伏ふせて

漂ただよう果はては 見みえないけど 冷さめた夢ゆめ 問とい返かえし
独ひとりなのだと 恨うらんでも 何なにが変かわるのだろう
微かすかに流ながれる 時ときの行方ゆくえだけに……

期きして戦たたかう術すべも無ない
翳かげに潜ひそむ場ばをも捨すて
心こころ温ぬるく眠ねむるだけか
傷きずつくと知しりつ 揉もまれる
酔よいを夢ゆめみるも 虚きょな闇やみに身みやつす日々ひびも 現在いま路みちにのみ溶とかす

宵立よいだちを 繰くり返かえし
帰かえる場ばさえも失うしなう
流離さすらうだけが男おとこか
遺わすれられると知しりつ止とまる
未来みらいを夢ゆめみるも 笑わらえぬ過去かこを捨すてた日々ひびも 現在いま道みちに靡なびかせ