言えなかった言葉 歌詞 スターダスト☆レビュー ふりがな付

ラッシュの街角まちかど 俺おれを見みつめるおまえがいた
なつかしい想おもいと うしろめたさがこみあげるよ
「元気げんきそうね」はずんだ おまえの声こえが聞きこえてきた
隠かくせない戸惑とまどい 作つくり笑わらいでうなずくだけ

うつむいてばかりいたおまえの 陰かげりのない澄すんだ瞳ひとみ
つらい想おもいさせた俺おれを うらんでいいのに

流ながれ去さった時ときがおまえを どんな風ふうに変かえたの
想おもい出でだけひきずってる 俺おれはあの頃ころのままだよ

何なにひとつ 誇ほこれず 傷きずつけてばかりいた日々ひびが
やるせなく この胸むねに あざやかなほどよみがえるよ

ふと思おもい出だしたお伽話とぎばなしし それは「太陽たいようと北風きたかぜ」
まぶしすぎるそのほほ笑えみ やさしさが痛いたい

振ふり向むかずに生いきていける おまえは自分じぶんを変かえた
若わか過すぎたと悔くやむだけの 変かわれない俺おれは
流ながれ去さった時ときがおまえに 涙なみだを忘わすれさせた
想おもい出でだけひきずってる 俺おれはあの頃ころのままだよ

「しあわせ?」と 言いいかけ 言いいそびれて隠かくした言葉ことば
「元気げんきだよ 俺おれはまだ 相変あいかわらず夢ゆめをみてるよ」

街角まちかどに雨あめが降ふり出だした
胸むねの中なかでつぶやく「さよなら」