恋こいはかりそめ なりゆきまかせ
軒のきののれんは風かぜまかせ
女おんなひとりじゃ 逆立さかだちしても
恋こいの稽古けいこは 出来できません
扇子せんす片手かたてに 見返みかえり美人びじん
うれしはずかし 通とおりゃんせ
誰だれに惚ほれたか 見返みかえり美人びじん
町まちはほの字じの 花吹雪はなふぶき
浮名うきな流ながすは 男おとこの器量きりょう
それは昔むかしの紙芝居かみしばい
見栄みえをたたんで 袂たもとにしまい
見みつめ合あう目めが 渡わたし舟ぶね
行いくの戻もどるの 見返みかえり美人びじん
肩かたをすぼめて 日暮ひぐれ橋ばし
お気きに召めすまま 見返みかえり美人びじん
吐息といき ため息いき 気きもそぞろ
扇子せんす片手かたてに 見返みかえり美人びじん
うれしはずかし 通とおりゃんせ
誰だれに惚ほれたか 見返みかえり美人びじん
町まちはほの字じの 花吹雪はなふぶき
恋koiはかりそめhakarisome なりゆきまかせnariyukimakase
軒nokiののれんはnonorenha風kazeまかせmakase
女onnaひとりじゃhitorija 逆立sakadaちしてもchishitemo
恋koiのno稽古keikoはha 出来dekiませんmasen
扇子sensu片手katateにni 見返mikaeりri美人bijin
うれしはずかしureshihazukashi 通tooりゃんせryanse
誰dareにni惚hoれたかretaka 見返mikaeりri美人bijin
町machiはほのhahono字jiのno 花吹雪hanafubuki
浮名ukina流nagaすはsuha 男otokoのno器量kiryou
それはsoreha昔mukashiのno紙芝居kamishibai
見栄mieをたたんでwotatande 袂tamotoにしまいnishimai
見miつめtsume合aうu目meがga 渡wataしshi舟bune
行iくのkuno戻modoるのruno 見返mikaeりri美人bijin
肩kataをすぼめてwosubomete 日暮higuれre橋bashi
おo気kiにni召meすままsumama 見返mikaeりri美人bijin
吐息toiki ためtame息iki 気kiもそぞろmosozoro
扇子sensu片手katateにni 見返mikaeりri美人bijin
うれしはずかしureshihazukashi 通tooりゃんせryanse
誰dareにni惚hoれたかretaka 見返mikaeりri美人bijin
町machiはほのhahono字jiのno 花吹雪hanafubuki