死しぬことばかりを 思おもいつめ
なんで生いきよと しないのですか
玉川上水たまがわじょうすい 梅雨つゆにごり
繁しげみの道みちを さまよえば
ふたつのいのち 呑のみこんだ
水みずに無情むじょうの 風かぜが吹ふく
お金かねも出世しゅっせも 縁えんないが
守まもり通とおすよ この家いえだけは
人間失格にんげんしっかく 云いいながら
こころはいつも 燃もえていた
斜陽しゃようのひとの 悲かなしさを
水みずに蛍ほたるの 灯ひがうつす
別わかれて悔くいない ひとだけど
どうぞ死しんでも 一緒いっしょにいたい
一蓮托生いちれんたくしょう 桜桃おうとうの
つながるいのち しのばせて
かばいあうよに かさなって
水みずにさくらの 花はながゆく
死shiぬことばかりをnukotobakariwo 思omoいつめitsume
なんでnande生iきよとkiyoto しないのですかshinainodesuka
玉川上水tamagawajousui 梅雨tsuyuにごりnigori
繁shigeみのmino道michiをwo さまよえばsamayoeba
ふたつのいのちfutatsunoinochi 呑noみこんだmikonda
水mizuにni無情mujouのno 風kazeがga吹fuくku
おo金kaneもmo出世syusseもmo 縁enないがnaiga
守mamoりri通tooすよsuyo このkono家ieだけはdakeha
人間失格ningenshikkaku 云iいながらinagara
こころはいつもkokorohaitsumo 燃moえていたeteita
斜陽syayouのひとのnohitono 悲kanaしさをshisawo
水mizuにni蛍hotaruのno 灯hiがうつすgautsusu
別wakaれてrete悔kuいないinai ひとだけどhitodakedo
どうぞdouzo死shiんでもndemo 一緒issyoにいたいniitai
一蓮托生ichirentakusyou 桜桃outouのno
つながるいのちtsunagaruinochi しのばせてshinobasete
かばいあうよにkabaiauyoni かさなってkasanatte
水mizuにさくらのnisakurano 花hanaがゆくgayuku