泣きたいのに 歌詞 辛島美登里 ふりがな付

今いま リボンかけた箱はこの愛あいは何なんで量はかる?
きっと 他人たにんの目めにはうらやましく映うつってるね

賑にぎやかな街まちでプレゼント選えらびながら
聞きけないことが心こころに渦巻うずまいてる

泣なきたいのに 泣なきたいのに あなたが探さがせなくて
そばにいても 微笑ほほえんでも 心こころは離はなれている
髪かみにふわり舞まい降おりた雪ゆき 初はじめて会あった日ひのように

何故なぜ 一人ひとりよりも二人ふたりの方ほうが切せつなくなる?
ただ 別わかれるより耐たえる方ほうが愛あいは深ふかい

若わかい日ひのような激はげしい時期ときは過すぎ
積つみ重かさねてきた静しずかな愛あいを知しる

思おもいだして 思おもいだして 本当ほんとうは不器用ぶきようなの
失なくすほどに怖こわくなって 誰だれも愛あいせなくなる
一緒いっしょにいてわかってきた 二人ふたりは似にていることを

コートに手てを絡からませたの 白しろい氷こおりの粒つぶは
何なにも言いわず 春はるが来くれば 消きえてゆくでしょう

泣なきたいのに 泣なきたいのに あなたが探さがせなくて
そばにいても 追おいかけても 心こころは離はなれてゆく
買かってあるの黒くろのセーター 寒さむいから早はやく帰かえろう

帰かえろう、帰かえろう...
一緒いっしょに、帰かえろう...