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欅坂46「サイレントマジョリティー」意味が深いと人気の歌詞を考察!

『サイレントマジョリティー』は2016年4月6日発売の欅坂46デビューシングル。一般的なアイドルのイメージとは異なるメッセージ性の強い歌詞と、統一感のあるダンスが話題となりました。そんな欅坂46『サイレントマジョリティー』の歌詞の意味を考察します。

欅坂46のシングル曲「サイレントマジョリティー」

『サイレントマジョリティー』は、秋元康プロデュースのアイドルグループ『欅坂46』のデビュー曲。

2016年4月6日にリリースされ、年末には同曲でNHK紅白歌合戦初出場を果たすなど大ヒットとなりました。

▲欅坂46 『サイレントマジョリティー』

『サイレントマジョリティー』の作曲を担当したのは、2人組音楽ユニットのバグベア。

作詞はプロデューサーの秋元康が務めています。

センターを務めた平手友梨奈は、発売日を前にしたブログ記事で「本当は僕らの革命というタイトルだった」「それぐらい力強い歌詞」と『サイレントマジョリティー』について綴っていました。

メッセージ性の強い歌詞と、欅坂46独特の世界観が人気の『サイレントマジョリィー』。

そんな欅坂46『サイレントマジョリティー』の歌詞の意味を徹底考察します。

楽曲名「サイレントマジョリティー」の意味は?

そもそも、楽曲名の『サイレントマジョリティー』は「静かな大衆」「物言わぬ大衆」を指す言葉

もともとは、アメリカのニクソン大統領の演説に由来すると言われています。



そのため、『サイレントマジョリティー』2番に登場する「どこかの国の大統領」は、ニクソン大統領ではないかと思われます。

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どこかの国の大統領が
言っていた(曲解して)
声を上げない者たちは
賛成していると…
≪サイレントマジョリティー 歌詞より抜粋≫
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1969年、ベトナム戦争が行われる中で、アメリカでは一部の学生が反戦運動を繰り広げていました。

対してニクソン大統領は、「そういった運動をしない大多数のアメリカ国民(サイレントマジョリティー)はベトナム戦争に反対していない」という意味の演説をします。

続けて『サイレントマジョリティー』の2番の歌詞を見てみましょう。

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選べることが大事なんだ
人に任せるな
行動しなければ
Noと伝わらない
≪サイレントマジョリティー 歌詞より抜粋≫
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演説当時、ニクソン大統領は「声をあげない国民たちは政府の方針に賛成している」と解釈しました。

同じように、相手が黙っている限り、人は相手が「同意したもの」として物事を進めてしまいます。

例えば、会社でプロジェクトの方向性を決める会議があった場合。

もし、決まった内容に気になる点があっても、そのことを指摘しなければ周りのメンバーは話を進めてしまいます。

『サイレントマジョリティー』の歌詞は「沈黙」=「賛成」を表し、「自らNoと言わなければ周りに伝わらない」と訴えているのでしょう。



誰もが自分の意見を主張する権利がある

社会で生きていく中では、当然「自分の意見を主張しづらい」と感じる場面もあると思います。

特に「自分の考えが相手と違う」と感じた場合、「相手に反発されるのでは」「口を聞いてもらえなくなるのでは」と不安になることもありますよね。

しかし、『サイレントマジョリティー』では、「全員が自分らしく生きていく権利がある」と意見を主張することを肯定してくれています。

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君は君らしく生きて行く自由があるんだ
大人たちに支配されるな
初めから そうあきらめてしまったら
僕らは何のために生まれたのか?
≪サイレントマジョリティー 歌詞より抜粋≫
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「初めからそうあきらめてしまったら~」の歌詞は、「人に従っていては永遠に自分のやりたいことはできない」、「自分の人生だから好きに生きればいい」と伝えているように感じられます。

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夢を見ることは時には孤独にもなるよ
誰もいない道を進むんだ
この世界は群れていても始まらない
Yesでいいのか?
サイレントマジョリティー
≪サイレントマジョリティー 歌詞より抜粋≫
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続くサビの歌詞です。

「夢を見ること」は、自分のやりたいことを見つけ、自分の意思を貫くことでしょう。



もしかしたら、夢を周りに否定され、孤独になることもあるかもしれません。

しかし、「Yesでいいのか?」の問いかけからは、「否定されるのを怖がって周りに従うよりも、自分のやりたいことをやる人生の方が楽しいよ」と私たちを応援してくれているように感じられます。

自由に生きるためのエールが込められた歌詞

『サイレントマジョリティー』でデビューした欅坂46は、応募者2万2509名からオーディションで選ばれたメンバーで構成されました。

秋元康は以前ラジオ番組に出演した際、当時のオーディションを振り返って「アイドルのオーディションと思えないくらい笑わない、不思議な子たちだった」と発言しています。

アイドルといえば、大人たちに笑顔を振りまく愛想のよい子たちを思い描いていたそうです。

そして、当時秋元康が感じた欅坂46メンバーたちの意外性から、『サイレントマジョリティー』の歌詞が誕生したと語っていました。

特に学生時代や社会人になりたての頃、学校や会社で「自分の意見を主張しづらい」と悩む人は多いかもしれません。



そんな状況で、同年代の子たちが「大人たちに支配されるな」というメッセージを送る様子は、とても勇気づけられますよね。

欅坂46の『サイレントマジョリティー』の歌詞には、意見を言いづらい現代社会を生きる私たちへのエールが込められているのかもしれません。

秋元康総合プロデュース。応募者2万2509名のオーディションを経て、2015年8月に乃木坂46に続く「坂道シリーズ」第2弾グループとなる欅坂46として誕生。 2016年4月6日、1stシングル「サイレントマジョリティー」でデビュー。女性アーティストオリコン初週売上の歴代1位を獲得。同年末にはデビュー···

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