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【ライブレポート】Lenny code fiction、デビュー5周年ワンマンライブで見せた4人の絆と未来への覚悟

4人組ロックバンドのLenny code fictionが8月31日に、東京・渋谷クラブクアトロで「Legacy〜5th Debut Anniversary-OnemanLIVE-〜」を開催した。今回UtaTenではそのライブの模様をお届けする。

公開日:2021年9月9日 更新日:2021年9月10日


この記事の目次 []
  1. ・これがロックバンドです
  2. ・今一番心に残る最高傑作の新曲『Memento』へ
  3. ・後半戦では暴れ曲と涙を誘うバラードをプレゼント
  4. ・6周年もよろしくお願いします!
  5. ・セットリスト
  6. ・ライブクレジット
2021年8月31日。この日は彼らにとって、メジャーデビュー5周年を記念した特別な日。昨今の新型コロナウイルスの影響でこれまで計画していたライブも延期になるなど、悔しい思いを経験した彼らだからこそ、この日に懸ける想いは人一倍強かったのではないだろうか。

今回のライブタイトルは直訳すると、「遺産」という意味になる。彼らがどんな想いでこのタイトルを考えたのかは、感じた人々の受け取り方次第だと思うが、筆者は5年間で積み上げてきた過去を引き連れて、この2021年8月31日にこれまで紡いできた素晴らしき音の数々を、未来に繋げるために届けにきてくれたのだろうとタイトルから感じていた。

これがロックバンドです


開演時刻が18時30分を過ぎると、照明が暗転。洋画のフィルム映画を彷彿させるレニー(Lenny code fictionの略称)らしいお馴染みのSEが場内に鳴り響く。その音をバックに、KANDAI(Dr.)、kazu(Ba.)、ソラ(Gt.)、片桐 航(Vo/Gt.)の順にステージに登場。声を出せないという制限がある中でも、観客はメンバーの登場に手拍子をしたり、体を軽く揺らしたりなどして、これから始まるLenny code fictionというステージの物語を楽しむ準備ができていた。

ワンマンライブの幕開けを飾ったのは、1stAlbum『Montage』のラストを飾っているナンバー『Twice』。ライブの終盤に披露されることが多い同曲だが、今回スタートに持ってきたのは、彼らなりの深い意味があるのだろう。サビの<思い出すだけで幸せな日々を何度も何度も重ねて 消えない痛みも大切な日々と答えるあなたに 理想の日を何度でも>は、今ある現状を音楽で代弁するように力強く4人は、凛々しい姿で想いを放っていた。



「Lenny code fictionです!よろしくどうぞ!始めていきましょう。本気で考えてきたセットリストをやっていくんですよ!これがロックバンドです。」と片桐航(Vo/Gt.)がフロアを煽ると、赤く燃え上がる赤色の閃光が場内を照らし出し、ハードロックチューンの『脳内』へ走り出す。


空間は熱気を帯びていくと、KANDAI(Dr.)の「皆さん手拍子をしていってください!」の声を筆頭に、思わずクラップをしたくなる魅惑の攻撃的ナンバー『KISS』を続けて披露。

ソラ(Gt.)のテクニカルなギターリフに、kazu(Ba.)のボルテージを上げさせてくれるどっしりしたスラップ、KANDAI(Dr.)のダイナミックなドラムプレイに合わせて、クラップをしながら楽しむ観客の姿が多く見られ、会場はダンスフロア化していた。

「改めましてLenny code fictionです!奇跡的に開催できました。健康に過ごしていましたが、うちのソラは20秒に1回アルコール消毒をしていました(笑)」などとユーモア溢れる挨拶をする片桐航(Vo/Gt.)。

続けて「みんな元気な姿で会えて良かった。このライブを開催するにあたり、これまでめちゃくちゃライブ中止になったんですよ。めちゃくちゃ曲を作っているのに中止ばっかで、悔しかった」などと観客に会えて嬉しい喜びと共に、ライブが出来ない胸中を明かした。

そういった様々な悔しさや悲しさを払拭させるように、彼らは5曲目の『Make my story』に感情をぶつけ、Lenny code fictionが見つけた正解の姿を投影していた。



今一番心に残る最高傑作の新曲『Memento』へ


片桐航(Vo/Gt.)が「勢いを止めずこのまま!!踊りたいだけ」と叫ぶ。その言葉の通り、ダークで挑発的な無の境地に入るロックチューン『Enter the Void』を投げつけ、観客を怪しい世界へ誘い込むようなサウンドを存分に発揮。



7曲目では、片桐航(Vo/Gt.)が拡声器を持ちながら暴れ狂う姿が目に焼き付く、悪魔的芸術曲『ヴィランズ』で観客を魅了した。

8曲目に向かう前に片桐航(Vo/Gt.)は、5年間という長い年月の中で、ソラ(Gt.)と沢山喧嘩した話や、KANDAI(Dr.)の家に当時泊めてもらったり、ご飯を作ってもらったり、そのご飯が美味しかったことなど、思い出を懐かしむように語っていた。

5年も経てば人間の生き方そのものは変化するが、彼らの音楽性も5年前とは格段に違う程パワーアップしているようにも思える。それ程自信に満ち溢れているように感じた。

「全シングルをやっていきます!」そう観客に投げかけると、メジャーデビュー曲の『Key -bring it on, my Destiny-』と3rd Singleの『Colors』をショートバージョンで立て続けに演奏。

懐かしさを感じるシングル曲が連続して披露される中、特に印象的だったのは、10曲目の『Flower』の演奏中にグッと涙を流す観客の姿である。それ程、人々の心の中に煌びやかな光の花を咲かしてくれていたことだろう。


「16歳のときにkazuの部屋で作った『the last words』はめちゃくちゃ好きやった曲で、この曲は一番響いていた。だからこの曲を超える曲が全然できなかったことが悔しくて。だけど、それを超える曲がやっとできてすごく良い調子なんです」そう語ると、片桐航(Vo/Gt.)が今一番心に残る最高傑作の新曲『Memento』へ。

最近徐々に披露されるようになった未発表の新曲であり、歌詞はまだ明かすことはできないが、今を生きる人々の心に突き刺す、強くて繊細な魂の叫びが響き渡っていた。

後半戦では暴れ曲と涙を誘うバラードをプレゼント


後半戦では、KANDAI(Dr.)の煽りを中心に、女性コーラスが楽曲に華を添えながらも大胆に気持ちを高ぶらせる『Snatch』のショートバージョンを披露。そして、片桐航(Vo/Gt.)自身が特に好きだという『欲を纏う』を刻みつけ、止まらないロックバンドの最高潮を魅せつける。

レニーはデビュー当時から、8話完結の男女のラブストーリーが描かれた楽曲を作り続けており、それについて片桐航(Vo/Gt.)はここで想いを述べる。

「全8話が繋がっている構成でラブソングを作っていて、最後にドカンとそのアルバムを出したいんです。6話目が『世界について』で、1話目が『Ruby’s day』で、2話目が『Wonder』。すごい想いを持ってカップリング曲を作ってきたんですよ。いつ完結するか不安になっていたんですけど、それがついに完結して、曲作りのモチベーションも上がってきて。だからカップリングとかにも想い込めてんで、っていうところを伝えたくて…。それの7話と8話目の曲をやります。」

そう言葉を言い放つと、エレキギターのみをそっとかき鳴らし<いつか思い出を全て 忘れた事さえ忘れて もう一度巡り会えたら恋してくれるかな でも、そんな事思う度にどうしても思い出すから 忘れる事を諦めた>と『オーロラ』のワンフレーズが場内に響いた。



どこか儚さと切なさを織り交ぜる香という名の音楽が、男女の別れを想像させる。そんな涙を誘うラブバラードで、感動の空間を作り上げた。

そして、8話目にあたるナンバーは、レニーの前身バンドCROMARTY時代に作り上げた『Once』を披露。ずっと永遠の幸せが続けば良いと人々は願うけれど、それが終わりに近づいてしまうことも恋愛において必ずあるだろう。けれど、その終わりへ向かうまでに出会った2人の瞬間はきっと忘れることはない、そんな想いをレニーは真っすぐに届けていた。

6周年もよろしくお願いします!


片桐航(Vo/Gt.)の着換えタイムでは、ソラ(Gt.)、kazu(Ba.)、KANDAI(Dr.)の3人が、どうやってkazu(Ba.)をトークで滑らすかを話し合い、場内を笑いに包む。kazu(Ba.)は最近になって、TikTokで流行った『ポケットからきゅんです!』を知ったらしく、そのお茶目なトークにフロアでは笑顔が沢山見られた。

するとここで、ソラ(Gt.)から11月にワンマンライブ「KIDS」をShibuya eggmanと、滋賀B-FLATで開催することを発表。5周年という区切りの良い年に、一から始めたいという原点回帰の想いを込めてこのライブを行うという。

「これがロックバンドだ!これがライブってもんだ!バチバチやろうぜ!」と片桐航(Vo/Gt.)が観客を煽り、拳を振らずにはいられない『Showtime!!!!』や、ライブで盛大に盛り上がるハードチューン『Rebellious』、『Vale tudo【MAKE MY DAY】』を披露し、物語はクライマックスへ向かう。

最後のMCでは半年前ぐらいにメンバーとめちゃくちゃに言い合ったことを触れた。その理由は片桐自身が、コロナウイルスの影響でライブが思うようにできなくなり、ライブをすることに対しての迷いや楽しさを感じることがなくなってしまったという。

「だけどメンバーは、面と向かって“まじでお前の良いところはこういう所があるよ”とか言ってくれて、それがホンマに嬉しくて。初めてデビューしてから正直になれたというか、抱えていたものがとれた。それからライブが凄くいいのよ。めちゃくちゃバンドに助けてもらったし、逆にメンバーを助けたいと思った。まだまだ曲書いて成長していくので、6周年もよろしくお願いします!」と自身が抱いていたバンドへの感情を明かした。

ワンマンライブのラストは、片桐自身が正直な気持ちで書いた曲『世界について』を放った。生きていると何もかも嫌になって、逃げだしたくなる夜もあるけれど、明けない夜はないよとレニーが背中を押してくれる、そんなメッセージを込めた最高の瞬間だった。

6年目のMake my storyは彼らにしか描けない、希望の光に満ち溢れているはずだ。



TEXT みなちょ
PHOTO 日吉”JP”純平

セットリスト

1 SE
2 Twice
3 脳内
4 KISS
5 Make my story
6 Enter the Void
7 ヴィランズ
8 Key -bring it on, my Destiny-(Short)
9 Colors(short)
10 Flower
11 Memento
12 Snatch(Short)
13 欲を纏う
14 オーロラ
15 Once
16 Showtime!!!!
17 Rebellious
18 Vale tudo【MAKE MY DAY】
19 世界について


ライブクレジット

Lenny code fiction
片桐 航 : Vocal, Guitar
kazu : Bass
ソラ : Guitar
KANDAI : Drums

PA Engineer : Masayuki Hayashi (PublicAddress) / Kouta Seki (PublicAddress)
Lighting : Motoyuki Katayama
Tech : Noriko Kosaka (TEAM ACTIVE) / SasakiTomoya (TEAM ACTIVE) / Keishi Ooyama (TEAM ACTIVE)
Movie Cameraman : Kakeru Inoue
Photographer : Junpei Hiyoshi / Hanna Takahashi / Yu Hashimoto
Stylist : Shogo Tachibana

Consert Promoter : Ryutaro Hasumi (Sogo Tokyo)

Director : Milk Kawasaki (Ki/oon Musc)
A&R : Mitsuo Fujie (Ki/oon Musc)

Artist Manager :
Shoya Hanatani (POWER PLAY MUSIC)
Hideki Sugawara (POWER PLAY MUSIC)
Kenichi Udagawa (POWER PLAY MUSIC)
Masaya Fuzisaku(POWER PLAY MUSIC)

片桐 航(Vo.&Gt.) / kazu(Ba.) / ソラ(Gt.) / KANDAI(Dr.) 片桐 航を中心に滋賀で結成された4人組ロックバンド。 華やかな容姿に加え、サウンドプロデューサーにONE OK ROCKなどを手掛けるakkin氏を迎えた、パワフルなサウンドの中に煌めきが散りばめられたキャッチーな楽曲、さらに···

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