僕ぼくはかつて此処ここに在あって
降ふり続つづいた雨あめの中なか
零こぼれた何なにかが混まざって分わからなくなって
夢ゆめは深ふかく眠ねむりついて
独ひとりきりの空そらに逢あった
交かわした言葉ことばを辿たどってまた見失みうしなって
凍こおり付ついた掌てのひら何なにか求もとめて
声こえを探さがして揺ゆらいで
届とどかない空そら 涙雨なみだあめは滲にじむ
此処ここは沈しずんだ世界せかい
僕ぼくはいつも傍そばに在あった
握にぎりしめた愛情あいじょうは
水溶性すいようせいの夜よるに溶とけてなくなって
未いまだ続つづく雨あめの中なか
雁字搦がんじがらめ籠かごの中なか
見みえない現実げんじつ探さがしてまた怖こわくなった
変かわらぬイメージ永遠えいえんに続つづく
空そらを見上みあげて叫さけんで
雑音ざつおんの中なか人々ひとびとは滲にじむ
此処ここは死しんだ世界せかい
最期さいごはまだ聞きこえない
泣なき疲つかれて眠ねむる空そらの下した
坂道さかみち歩あるいて孤独こどくと背中合せなかあわせ誓ちかった
雨あめは上あがっていく
いつか見みたこの景色けしき
待まってくれるかな
もうどんなに偽いつわり歩あるいて来きたのかなんて
気付きづいて流ながした涙なみだは「五月雨さみだれ」
いつかは静しずかに水面みなもへ還かえる日ひが来くるまで。
最期さいごはそう落日らくじつ
僕bokuはかつてhakatsute此処kokoにni在aってtte
降fuりri続tsuduいたita雨ameのno中naka
零koboれたreta何naniかがkaga混maざってzatte分waからなくなってkaranakunatte
夢yumeはha深fukaくku眠nemuりついてritsuite
独hitoりきりのrikirino空soraにni逢aったtta
交kaわしたwashita言葉kotobaをwo辿tadoってまたttemata見失miushinaってtte
凍kooりri付tsuいたita掌tenohira何naniかka求motoめてmete
声koeをwo探sagaしてshite揺yuらいでraide
届todoかないkanai空sora 涙雨namidaameはha滲nijiむmu
此処kokoはha沈shizuんだnda世界sekai
僕bokuはいつもhaitsumo傍sobaにni在aったtta
握nigiりしめたrishimeta愛情aijouはha
水溶性suiyouseiのno夜yoruにni溶toけてなくなってketenakunatte
未imaだda続tsuduくku雨ameのno中naka
雁字搦ganjigaraめme籠kagoのno中naka
見miえないenai現実genjitsu探sagaしてまたshitemata怖kowaくなったkunatta
変kaわらぬwaranuイメimeージji永遠eienにni続tsuduくku
空soraをwo見上miaげてgete叫sakeんでnde
雑音zatsuonのno中naka人々hitobitoはha滲nijiむmu
此処kokoはha死shiんだnda世界sekai
最期saigoはまだhamada聞kiこえないkoenai
泣naきki疲tsukaれてrete眠nemuるru空soraのno下shita
坂道sakamichi歩aruいてite孤独kodokuとto背中合senakaaわせwase誓chikaったtta
雨ameはha上aがっていくgatteiku
いつかitsuka見miたこのtakono景色keshiki
待maってくれるかなttekurerukana
もうどんなにmoudonnani偽itsuwaりri歩aruいてite来kiたのかなんてtanokanante
気付kiduいてite流nagaしたshita涙namidaはha「五月雨samidare」
いつかはitsukaha静shizuかにkani水面minamoへhe還kaeるru日hiがga来kuるまでrumade。
最期saigoはそうhasou落日rakujitsu