[voice] 歌詞 文無 feat. 朝音ボウ ふりがな付

からっぽの僕ぼくにからっぽの時間じかんを注そそいで
秒針びょうしんが回まわって
なにも生うみ出だせない冷ひえた指先ゆびさきで風車かざぐるま 大声おおごえで唸うなる

目的もくてき地ちをなくして 彷徨さまよう音楽おんがく
緩ゆるい溜息ためいきのように
ひとりじゃないを確たしかめるために繋つないでいてよ音楽おんがく

小しょう惑星わくせいの行いき着つく先さきは 人気ひとけも光ひかりもない夜よるの底そこ
気きまぐれみたいな正論せいろんだけで
容易たやすく壊こわれると知しっている

それでもたったひとつの詞ことばで 心臓しんぞうは高たからかに鳴なる
宇宙うちゅうがなくなるその日ひまで 一緒いっしょに居いられたらいい
あなたの声こえを選えらんだ未来みらいに何なにも残のこらなくても
誰だれかが僕ぼくらの紡つむいだうたを憶おぼえているから


終おわりの見みえない極夜きょくやは
あなたの声こえで何度なんどだって泣なけるわ
ひとりじゃないを確たしかめるために繋つないでいてよ音楽おんがく

からっぽの部屋へやから拡ひろがる世界せかい
人ひとそれぞれの愛あいのかたち
根拠こんきょのない全能ぜんのう感かんで宙ちゅうに浮うく心地ここちで
それは奇跡きせきみたいだけど


あなたも神様かみさまなんかじゃないのだとやっと気付きづいたときに
あなたがまだ隣となりにいてくれて本当ほんとうによかった
出会であったことを後悔こうかいする日ひが
いつか来くるのだとしても空そら知しらぬ雨あめ
いまあなたのかがやきを否定ひていなどしないのだ