崩くずれゆく砂すなを素手すでで塞せきとめるような
長ながい1日にちの後あと 語かたるあてもなく
風かぜよ味方みかたになってよ 心こころ折おれる夜よるは
遙はるか彼方かなたをゆく汽笛きてきを運はこんでよ
果はてしなく横よこたわる枯草かれくさを揺ゆらして
かすれた昔語むかしがたり 思おもい出ださせてよ
遙はるかな愛いとしいあの人ひとに
悩なやみのない寝息ねいきがあればいい
風かぜよ 心こころのかかとに翼つばさをつけて
どんな彼方かなたへも ひと晩ばんで行いって戻もどれ
目めをつむればいつでも膝ひざの傍かたわらを
風かぜに揺ゆれる野のバラの枯かれ枝えだがつつく
凍こおる石いしの褥しとねにひとり目めを覚さませば
ほつれかけた上着うわぎの裾すそが風かぜを聴きく
遙はるかな愛いとしい人々ひとびとに
悩なやみのない寝息ねいきがあればいい
風かぜよ 心こころのかかとに翼つばさをつけて
どんな彼方かなたへも ひと晩ばんで行いって戻もどれ
風かぜよ 心こころのかかとに翼つばさをつけて
どんな彼方かなたへも ひと晩ばんで行いって戻もどれ
崩kuzuれゆくreyuku砂sunaをwo素手sudeでde塞seきとめるようなkitomeruyouna
長nagaいi1日nichiのno後ato 語kataるあてもなくruatemonaku
風kazeよyo味方mikataになってよninatteyo 心kokoro折oれるreru夜yoruはha
遙haruかka彼方kanataをゆくwoyuku汽笛kitekiをwo運hakoんでよndeyo
果haてしなくteshinaku横yokoたわるtawaru枯草karekusaをwo揺yuらしてrashite
かすれたkasureta昔語mukashigataりri 思omoいi出daさせてよsaseteyo
遙haruかなkana愛itoしいあのshiiano人hitoにni
悩nayaみのないminonai寝息neikiがあればいいgaarebaii
風kazeよyo 心kokoroのかかとにnokakatoni翼tsubasaをつけてwotsukete
どんなdonna彼方kanataへもhemo ひとhito晩banでde行iってtte戻modoれre
目meをつむればいつでもwotsumurebaitsudemo膝hizaのno傍katawaらをrawo
風kazeにni揺yuれるreru野noバラbaraのno枯kaれre枝edaがつつくgatsutsuku
凍kooるru石ishiのno褥shitoneにひとりnihitori目meをwo覚saませばmaseba
ほつれかけたhotsurekaketa上着uwagiのno裾susoがga風kazeをwo聴kiくku
遙haruかなkana愛itoしいshii人々hitobitoにni
悩nayaみのないminonai寝息neikiがあればいいgaarebaii
風kazeよyo 心kokoroのかかとにnokakatoni翼tsubasaをつけてwotsukete
どんなdonna彼方kanataへもhemo ひとhito晩banでde行iってtte戻modoれre
風kazeよyo 心kokoroのかかとにnokakatoni翼tsubasaをつけてwotsukete
どんなdonna彼方kanataへもhemo ひとhito晩banでde行iってtte戻modoれre