かわいらしいと言いわれた顔かおも
ただただ 怖こわくて厭いやらしくて
いつどんな瞬間しゅんかんもその唇くちびるが
清潔せいけつに保たもたれる不気味ぶきみさよ
羞恥しゅうちと道徳どうとくは
体裁ていさいのアクセスリィ
私わたしの身体からだに染しみ付ついた泥どろを
押おし広ひろげいくばかり それを見みつめた
善意ぜんいと悪意あくいの境界きょうかいが滲にじむ
無邪気むじゃきさを装よそおった報むくいをください
手加減てかげんなどなさらぬように
見境みさかいの無ないサーヴィスのあとで
私わたしは狂気きょうきとなってしまう
果はてはきっとそう旅立たびだちの日ひの
詩人しじんになれると夢ゆめを抱だく
私わたしと私わたしとの
醜悪しゅうあくなアンヴァランス
だらしなく降ふった雨あめさめざめと
恥はじるのはこれまでのよく出来できた過去かこ
上質じょうしつな傘かさが私わたしを守まもる
侮蔑ぶべつにも似にた価値かちはいまだ見出みいだせず
生いきることに億劫おっくうでした
私わたしの身体からだに染しみ付ついた泥どろを
貪むさぼって味あじを知しり飢うえを満みたした
拭ぬぐい取とったあとに残のこったものが
失望しつぼうか欲望よくぼうかそれも理解りかいらず
出来できるだけ早はやくもっと早はやくと
そんな風ふうに思おもいながら生いきて来きました
愚おろかなことだと罵ののしった他人たにんを
幼稚ようちで高慢こうまんだと思おもい込こんだまま仕舞しまうほうが
「私わたしらしい」と
かわいらしいとkawairashiito言iわれたwareta顔kaoもmo
ただただtadatada 怖kowaくてkute厭iyaらしくてrashikute
いつどんなitsudonna瞬間syunkanもそのmosono唇kuchibiruがga
清潔seiketsuにni保tamoたれるtareru不気味bukimiさよsayo
羞恥syuuchiとto道徳doutokuはha
体裁teisaiのnoアクセスリィakusesuryi
私watashiのno身体karadaにni染shiみmi付tsuいたita泥doroをwo
押oしshi広hiroげいくばかりgeikubakari それをsorewo見miつめたtsumeta
善意zeniとto悪意akuiのno境界kyoukaiがga滲nijiむmu
無邪気mujakiさをsawo装yosooったtta報mukuいをくださいiwokudasai
手加減tekagenなどなさらぬようにnadonasaranuyouni
見境misakaiのno無naいiサsaーヴィスvisuのあとでnoatode
私watashiはha狂気kyoukiとなってしまうtonatteshimau
果haてはきっとそうtehakittosou旅立tabidaちのchino日hiのno
詩人shijinになれるとninareruto夢yumeをwo抱daくku
私watashiとto私watashiとのtono
醜悪syuuakuなnaアンヴァランスanvaransu
だらしなくdarashinaku降fuったtta雨ameさめざめとsamezameto
恥haじるのはこれまでのよくjirunohakoremadenoyoku出来dekiたta過去kako
上質joushitsuなna傘kasaがga私watashiをwo守mamoるru
侮蔑bubetsuにもnimo似niたta価値kachiはいまだhaimada見出miiだせずdasezu
生iきることにkirukotoni億劫okkuuでしたdeshita
私watashiのno身体karadaにni染shiみmi付tsuいたita泥doroをwo
貪musaboってtte味ajiをwo知shiりri飢uえをewo満miたしたtashita
拭nuguいi取toったあとにttaatoni残nokoったものがttamonoga
失望shitsubouかka欲望yokubouかそれもkasoremo理解rikaiらずrazu
出来dekiるだけrudake早hayaくもっとkumotto早hayaくとkuto
そんなsonna風fuuにni思omoいながらinagara生iきてkite来kiましたmashita
愚oroかなことだとkanakotodato罵nonoshiったtta他人taninをwo
幼稚youchiでde高慢koumanだとdato思omoいi込koんだままndamama仕舞shimaうほうがuhouga
「私watashiらしいrashii」とto