ハッピーエンド 歌詞 竹原ピストル ふりがな付

春はるをまだ遥はるか遥はるかに
粉雪こなゆきに霞かすんだ一本道いっぽんみち
カミソリ色いろの歩道ほどうに揺ゆれる
背中せなかを丸まるめた淡あわい影かげ

夜よるがテキトーにスッ転ころがした
木こっ端ぱみたいな雑居ざっきょビル
図鑑ずかんに載のっていない歌うた達たちが
刹那せつなに瞬またたく地下ちかの店みせ

あれからずっと手てを伸のばし続つづけてきた
あれからずっとつかみ損そこね続つづけてきた

たかが足跡あしあと されど足跡あしあと
曲まがりなりにも一本道いっぽんみち
もう諦あきらめることはないだろう
もう諦あきらめ飽あきてしまったんだ

仄ほのかに色いろづいた桜さくらの蕾つぼみを
つついて遊あそぶ天気雨てんきあめ
ため息いきのようにあくびのように
性懲しょうこりもなくまた歩あるき出だす

これからもずっと手てを伸のばし続つづけるんだろう
これからもずっとつかみ損そこね続つづけるんだろう
このままいっそ終おわれないまま
このままいっそ終おわれないまま 終おわってやるさ