蛙かえるは傘かさの先さきを逃にげるように
いつもどーりの帰かえり道みちだよ
昨日きのうと違ちがうのは君きみの傘かさが無ない
ひとりきりの帰かえり道みちだよ
雨上あめあがりの
匂においに溶とけていた
「どうしてもどうしても
忘わすれられないだろう
サンダルの少年しょうねんと日ひに焼やけた記憶きおくが
隠かくしてるのは?
それじゃ帰かえろうか
放課ほうか後ごにまた会あおう
なぞなぞの答こたえはまた明日あした
考かんがえてみてね」
君きみの傘かさに代かわり現あらわれて
僕ぼくになぞを説といてくるのは
雨あめの日ひ帰かえり道みちにだけついて来くる
緑みどりの髪かみの女おんなの子こ
雨あめに紛まぎれ
僕ぼくには見みえていた
「どうしてもどうしても
思おもい出だせないのは
半袖はんそでの少年しょうねんが背負せおうには到底とうてい
痛いたすぎるから
だから借かりたのよ
ぼーやの記憶きおくを
なぞなぞの答こたえはまた明日あした
考かんがえてみてね」
蛙かえるは傘かさの先さきを逃にげるように
もしかして僕ぼくは大切たいせつなことを忘わすれているのか
「どうしたらどうしたら
救すくえると言いうだろう
気きが付ついた少年しょうねんににじり寄よる真実まことが
照てり付つけている
雨あめは泣ないていた
もう守まもれないのよ
なぞなぞの答こたえを返かえしたら
雨子あまこはさよならだよ」
蛙kaeruはha傘kasaのno先sakiをwo逃niげるようにgeruyouni
いつもどitsumodoーりのrino帰kaeりri道michiだよdayo
昨日kinouとto違chigaうのはunoha君kimiのno傘kasaがga無naいi
ひとりきりのhitorikirino帰kaeりri道michiだよdayo
雨上ameaがりのgarino
匂nioいにini溶toけていたketeita
「どうしてもどうしてもdoushitemodoushitemo
忘wasuれられないだろうrerarenaidarou
サンダルsandaruのno少年syounenとto日hiにni焼yaけたketa記憶kiokuがga
隠kakuしてるのはshiterunoha?
それじゃsoreja帰kaeろうかrouka
放課houka後goにまたnimata会aおうou
なぞなぞのnazonazono答kotaえはまたehamata明日ashita
考kangaえてみてねetemitene」
君kimiのno傘kasaにni代kaわりwari現arawaれてrete
僕bokuになぞをninazowo説toいてくるのはitekurunoha
雨ameのno日hi帰kaeりri道michiにだけついてnidaketsuite来kuるru
緑midoriのno髪kamiのno女onnaのno子ko
雨ameにni紛magiれre
僕bokuにはniha見miえていたeteita
「どうしてもどうしてもdoushitemodoushitemo
思omoいi出daせないのはsenainoha
半袖hansodeのno少年syounenがga背負seoうにはuniha到底toutei
痛itaすぎるからsugirukara
だからdakara借kaりたのよritanoyo
ぼboーやのyano記憶kiokuをwo
なぞなぞのnazonazono答kotaえはまたehamata明日ashita
考kangaえてみてねetemitene」
蛙kaeruはha傘kasaのno先sakiをwo逃niげるようにgeruyouni
もしかしてmoshikashite僕bokuはha大切taisetsuなことをnakotowo忘wasuれているのかreteirunoka
「どうしたらどうしたらdoushitaradoushitara
救sukuえるとeruto言iうだろうudarou
気kiがga付tsuいたita少年syounenににじりninijiri寄yoるru真実makotoがga
照teりri付tsuけているketeiru
雨ameはha泣naいていたiteita
もうmou守mamoれないのよrenainoyo
なぞなぞのnazonazono答kotaえをewo返kaeしたらshitara
雨子amakoはさよならだよhasayonaradayo」