酔いぐれすずめ 歌詞 大川栄策 ふりがな付

暖簾のれんを潜くぐれば 頑固がんこなオヤジがまたひとり
肴さかなはあぶった 痩やせてる竹輪ちくわ
熱燗あつかん徳利とっくり 摘つまんで鳴ならして ころがして
一本いっぽん二本にほんと 駅前えきまえすずめ

ああ 酔よいぐれて ああ 夢ゆめぐれて
淋さみしさ相手あいての 片手かたて酒ざけ
ああ 木枯こがらしの ああ 馬鹿野郎ばかやろうが
肩かたをたたいて 笑わらってる

人生じんせいなんかは 演歌えんかの文句もんくじゃないけれど
涙なみだをつぎたす 想おもい出で酒ざけか
心こころに詫わびたい 悲かなしく逢あいたい女ひとがいる
いまでは はぐれた 路地裏ろじうらすずめ

ああ 酔よいぐれて ああ 泣なきぐれて
恋こいしい昔むかしに 手酌てじゃく酒ざけ
ああ 三日月みかづきの ああ馬鹿野郎ばかやろうが
細ほそい顔かおして 笑わらってる

ああ 酔よいぐれて ああ 夢ゆめぐれて
淋さみしさ相手あいての 片手かたて酒ざけ
ああ 木枯こがらしの ああ 馬鹿野郎ばかやろうが
肩かたをたたいて 笑わらってる

ああ 木枯こがらしの ああ 馬鹿野郎ばかやろうが
肩かたをたたいて 笑わらってる