あの町まちを出でました
あれやこれを捨すてて
この街まちにきました
夢ゆめひとつだけ連つれて
足あしの痛いたみも狭せまい空そらも
君きみに会あえないことも
いつかは慣なれてゆくのでしょうか
段だんボールがまだ残のこるこの部屋へや
「本当ほんとうの思おもいに蓋ふたをしないで」と
微笑ほほえんだ君きみの声こえは震ふるえてた
堪こたえた雫しずくは胸むねにこぼしたよ
君きみにもらった花はなが枯かれぬように
目めを開あけていなくちゃ
夢ゆめは醒さめていくんだね
道みちを譲ゆずってたら
赤あかに変かわる信号しんごう
誰だれかに夢ゆめを訊きかれる度たび
なぜ怖こわくなるんだろう
疑うたがいのないこの情熱じょうねつは
ちゃんとあるのにここにあるのに
夜よるに破やぶかれた月つきが見みえますか
満月まんげつのように綺麗きれいじゃないけど
微かすかな光ひかりが君きみのいる町まちと
この街まちを繋つなぐように照てらしている
自分じぶんの名前なまえの意味いみさえも
忘わすれそうなこの街まちで
歩あるけているよ心配しんぱいはないよ
僕ぼくが僕ぼくでいる意味いみを見みつけるから
雑踏ざっとうの中なかに立たち尽つくす朝あさも
孤独こどくや不安ふあんを振ふり切きれぬ夜よるも
堪こたえた雫しずくは胸むねにこぼしたよ
君きみにもらった花はなが枯かれぬように
枯かれぬように
あのano町machiをwo出deましたmashita
あれやこれをareyakorewo捨suててtete
このkono街machiにきましたnikimashita
夢yumeひとつだけhitotsudake連tsuれてrete
足ashiのno痛itaみもmimo狭semaいi空soraもmo
君kimiにni会aえないこともenaikotomo
いつかはitsukaha慣naれてゆくのでしょうかreteyukunodesyouka
段danボboールruがまだgamada残nokoるこのrukono部屋heya
「本当hontouのno思omoいにini蓋futaをしないでwoshinaide」とto
微笑hohoeんだnda君kimiのno声koeはha震furuえてたeteta
堪kotaえたeta雫shizukuはha胸muneにこぼしたよnikoboshitayo
君kimiにもらったnimoratta花hanaがga枯kaれぬようにrenuyouni
目meをwo開aけていなくちゃketeinakucha
夢yumeはha醒saめていくんだねmeteikundane
道michiをwo譲yuzuってたらttetara
赤akaにni変kaわるwaru信号shingou
誰dareかにkani夢yumeをwo訊kiかれるkareru度tabi
なぜnaze怖kowaくなるんだろうkunarundarou
疑utagaいのないこのinonaikono情熱jounetsuはha
ちゃんとあるのにここにあるのにchantoarunonikokoniarunoni
夜yoruにni破yabuかれたkareta月tsukiがga見miえますかemasuka
満月mangetsuのようにnoyouni綺麗kireiじゃないけどjanaikedo
微kasuかなkana光hikariがga君kimiのいるnoiru町machiとto
このkono街machiをwo繋tsunaぐようにguyouni照teらしているrashiteiru
自分jibunのno名前namaeのno意味imiさえもsaemo
忘wasuれそうなこのresounakono街machiでde
歩aruけているよketeiruyo心配shinpaiはないよhanaiyo
僕bokuがga僕bokuでいるdeiru意味imiをwo見miつけるからtsukerukara
雑踏zattouのno中nakaにni立taちchi尽tsuくすkusu朝asaもmo
孤独kodokuやya不安fuanをwo振fuりri切kiれぬrenu夜yoruもmo
堪kotaえたeta雫shizukuはha胸muneにこぼしたよnikoboshitayo
君kimiにもらったnimoratta花hanaがga枯kaれぬようにrenuyouni
枯kaれぬようにrenuyouni